書籍、雑誌
« Previous Entriesスウェーデン関連本が熱い
Friday, February 25th, 2011
昨年から今年にかけて、スウェーデン関連本が続々と出版されています。以下は楽天ブックスの紹介文です。
<スウェーデン・パラドックス>福祉のイメージばかりが先行するスウェーデン。しかしその高福祉は、激しい競争による高成長で維持されているのだ!赤字財政と低成長に苦しむ日本への改革のヒントに満ちたスウェーデンの経済システムを解明。
<スウェーデンはなぜ強いか>個性が尊重され自立心の高い社会を築いた「国民の家」は、なぜ創られ、どのように実践されているのか。日本に欠けているものは何か。
<日本はスウェーデンになるべきか>男女平等と高福祉の国、スウェーデンと日本は似ている!? 類稀な成功を遂げたこの国から、我々は何を学び、どう変わっていくべきか?
右肩上がりの時代は、アメリカ式の経済が求められていましたが、バブル崩壊後に低迷を続け、やっと立ち直りそうになった途端にリーマンショックのあおりを受け、泥沼状態から抜けきれない日本が求めているのは、成熟した社会の中で自分らしいライフスタイルを実現している北欧式なのではないか、と気づき始めたからではないでしょうか。
本を拝読させていただき、うなずける点がたくさんありました。実際に日本とスウェーデンとで仕事をした経験のある身としましては、はっきり言ってスウェーデン式の仕事の方がずっとやりやすく感じます。リストラも容赦なく、自分の保身は自分でしなければならない厳しいスウェーデン社会ですが、ヒエラルキーがなく平等で、士気を高く持てるビジネススタイルは、とてもやりがいを感じます。女性や外国人であるといった理由による不当な扱いは、いっさい受けたことがありません。日本で仕事をしていた頃は、得意でない仕事ややりたくない仕事もこなさなければならず、意味のないことも上司命令とあれば逆らえずにさせられました。職場環境が悪くても受け入れるしかなく、士気を高く保てないのがいちばん辛いところでした。その点スウェーデンでは、社員の士気を高めることをとても大切に考えていて、職場環境を整えたり、社員の要望を聞き入れたりします。スウェーデン式が完璧というわけではありませんが、人権をいちばん大切にしているところは、何よりの本質なのではと思います。人々が心身ともに健康でこそいい仕事ができる、という本質に基づいてこそ、人々はパフォーマンスの高い仕事ができるのではないでしょうか。
スウェーデンびいきと思われるかもしれませんが、寒いことやいろいろな場で待たされることを除いては、人に優しいこの国は、大変暮らしやすい国だと思っております。
はまりつつある書籍
Wednesday, December 22nd, 201011月に日本に帰っていましたが、帰るたびに必ずチェックするのが書店の売れ筋本です。今回手に入れたのは「もしドラ」と「この国を出よ」、そして成田空港で出発間際に見つけた「スウェーデン・パラドックス」です。「もしドラ」と「この国を出よ」はすぐに読破しましたが、スウェーデン・パラドックスはクリスマス休暇に読もうと思っています。
「もしドラ」は5月に日本に帰った時にも書店に平積みされていて気になったのですが、萌え系の表紙にあまり気が乗らずに買いませんでした。半年過ぎた11月になってもますます平積みが増えているのを目にし、どれだけ売れているのか興味があって購入しました。今年のベストセラーにもなったようです。内容は女子高生を中心にマネージメント理論を交えた小説で、ドラッカーの理論を分かりやすく解説しています。「もしドラ」と「この国を出よ」を読むとドラッカーの原書が読みたくなり、THE ESSENTIAL DRUCKERをウェブショップbokusで買い求めました。そんなでクリスマス休暇は本を読むことで終わりそうな予感です。
日本向けの仕事をしていることもあり、マネージメントやビジネスの本は日本に帰るたびに何か買います。特に売れている本は現状の日本を知ることもできるので、書店のチェックは欠かせません。小説よりビジネス本やノウハウ本が好きで、本棚はそんな本であふれ返っています。一度読むともう読むことはあまりないので、今後は電子書籍を利用することも考えようかなと思っています。(そうすると日本にいなくても購入できますし)
ただいま関わっている仕事のテーマは「デザインは経済効果がある」というものです。オーレ・エクセル氏が広めた考えで、今のスウェーデンデザイン界の基礎にもなっています。良いデザインは売れるべきものであり、経済効果があるものである、という彼の哲学は、今では当たり前の考えになっています。美しいデザインは見るだけでも幸せな気分になりますが、それがビジネスにも結びつくという考えは、ウィットの少ないビジネス界にウィットを与えてくれるような気がします。オーレさんの考えに彼らしいユーモアを加え、グッドデザインとビジネスとの関連を分かりやすくまとめた本が出せたら面白いなと思いは膨らみます。
ラブ・イベント in ストックホルム
Tuesday, June 8th, 2010ロイヤルウェディングを控え、ラブ関連のイベントがあちこちで開かれているストックホルム。NKデパートのショーウィンドウは、スウェーデン屈指の人気コーディネータさんたちによる、ラブ・テーブルコーディネートが披露されています。コーディネートを担当したのはカリスマフラワーアーティストのグンナル・カイさんと、イベントのコーディネートを手がけるラーシュ・エリクソンさんです。お2人はノーベル賞のフラワーアレンジも一緒に手がけています。グンナルさんはミッドサマーに上海万博でフラワーアレンジを披露する予定だそうです。
グンナル・カイさんが手がけたガーデニングフェアのアレンジ
ラーシュ・エリクソンさんが手がけたプレス用朝食会のテーブル
イケア、H&Mは、なぜ成功したのか?
Thursday, May 20th, 2010画像をクリックすると販売サイトが立ち上がります
ただいま日本に帰国中です。それに伴い、ツイッターはじめてみました。日本滞在中のつぶやきをこちらからお伝えします。
帰国中必ずチェックするのが書店です。今どんな本が売れているのか、どんな本が出ているのかが気になります。そんな中で見つけたのが上記画像の本です。タイトルは「上司が無能で部下がバカなのには理由がある」という衝撃的なものです。内容は「米国とも日本とも違う、北欧流の組織マネジメント」です。タイトル次第で本の売れ行きが変わるというほど、タイトルは衝撃的で目を惹くものがいいのでしょう。つい気になって手に取りたくなりますね。
今年の3月に刊行されたばかりの本書は、バブル後になかなか立ち直れない日本の失敗は、アメリカ式な経営を日本式の経営の中に中途半端に取り入れようとしたためだ、と述べています。成熟した社会を目指す日本は、アメリカではなく北欧を見習うべき、という本書はまるで私の代弁をしてくれているかのようです。
コーヒーブレイク「FIKA」が従業員同士のコミュニケーションの役割を果たし、問題解決を促進する大切な時間、とも述べています。日本では仕事帰りに飲みに行ってコミュニケーションを図ろうとしますが、スウェーデンでは仕事中にFIKAを通して自然にコミュニケーションが取れているのです。このことも、私が以前から主張していることで、本書で明確に解説しています。
協調性の優れたスウェーデン式経営スタイルは、日本にもなじみやすいのではないでしょうか。皆仲良く効率よく、がモットーです。トップダウン式ではなくヒエラルキーもないスウェーデン式経営が成功していることは、スウェーデン発のイケアとH&Mが身をもって証明してくれていますね。
「北欧ストックホルム、私のインテリア」JDNにてプレゼント実施中
Wednesday, November 4th, 2009出版社エディション・ドゥ・パリのウェブサイトのトップページに当書籍が掲載されました。と同時に、ジャパン・デザインネットにて、書籍のプレゼントを実施中です。たぶん日本全国のメジャー書店では店頭に並んでいると思いますので、お手に取ってご覧いただければ幸いです。カラフルで温かみのある北欧インテリアの世界をご堪能いただけます。ジャパン・デザインネットのスウェーデンデザインリポートにて、裏話を公開しています。
北欧ストックホルム、私のインテリア
Tuesday, September 29th, 2009画像をクリックすると購入サイトが開きます
ストックホルム近郊にお住まいの14件のお宅インテリアを取材した本がついに刊行されました!一軒家、フラット、広い家、コンパクトリビングなど、さまざまなインテリアをご堪能いただける1冊に仕上がりました。すごくセンスがいいのだけど、子供の作った作品を飾ったり、落書きもインテリアにしてしまう才能は見事なもの。家族の思い出そのものがインテリアという個性にあふれた世界をお楽しみ下さい。各家庭の手作りインテリアのレシピも紹介しています。皆さんけっこう自分で作ったりペイントするって多いんですよ。セカンドハンドの家具を利用したり、お金をかけない賢いインテリアで、ステキな家作りを楽しんでいます。
ただいま発売中のエルデコは北欧デンマークデザイン特集
Saturday, September 12th, 2009
北欧といえば、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、アイスランドがひとくくりにされます。しかし国によって文化も背景も異なり、同じカテゴリーにされてばかりなのも面白くありません。北欧は例えれば仲のよい兄弟みたいなもの。一緒にされるのはたまらないけれど、相方が褒められればうれしいし、けなされれば腹が立ちます。協力しつつ、個性も強調したいのです。
そんな意味で、エルデコはそれぞれの国にフォーカスして発信してくれるので有り難いです。今年の3月に発売された101号はスウェーデンにフォーカスし、最新の104号はデンマークデザイン特集です。
私はスウェーデンのデザインには詳しいですが、デンマークデザインは全くダメです。しかし北欧といえばデンマークもからんでくるので、ここを知らないというわけにもいかず、今回の特集号はとても役立ちそうです。ヤコブセンやウェグナーだけでないデンマークデザインの世界をご堪能いただけます。
日本ブームでDiscover Japanが大人気!
Monday, September 7th, 2009画像をクリックすると購入サイトがオープンします
日本国内でも今日本の良さが見直されているようで、日本特集の雑誌が人気上昇中です。中でもエイ出版の「Discover Japan」は今までにムックとして4冊が刊行されましたが、9月5日号から隔月の発売となります。定期刊行となった今回の創刊号は京都特集。海外を放浪されていた中田英寿さんも今ディスカバージャパン中らしく、由布院、亀の井別荘のご主人中谷健太郎さんとの対談取材も実現。最新号は京都を再発見できる情報が満載です。過去4冊のムックはほぼ完売状態で、中でも名旅館特集号では俵屋旅館のアメニティーグッズから枕の羽毛のグラム数まで掲載され、その徹底したディテールぶりが人気の理由のようです。エイ出版は「北欧スタイル」誌でお世話になっており、その取材の徹底振りに辟易することもありましたが、やはりその苦労は報われるのですね。毎日15時間働いている編集者の皆様にとって、雑誌が売れることが何よりの励みになります。
カリスマ高橋編集長のインタビュー記事
9月18日(金)19:00からDiscover Japan創刊イベント開催
Tokyo Midtown×Discover Japan クリエイター5人の京都修学旅行展
日時:2009年9月18日(金)~9月27日(日) 10日間
会場:東京ミッドタウンガレリア3F渡り廊下(東京都港区赤坂9-7-1)
参加クリエイター:水野 学さん(アートディレクター)、永山祐子さん(建築家)、佐藤オオキさん(プロダクトデザイナー)、柿沢安耶さん(パティシエ)、幅允孝さん(ブックディレクター)
内容:うつわ、建築、甘味、京野菜、本をテーマに5人のクリエイターに京都をめぐってもらいました。一体どんな道中になったのでしょう。誌面ではみられない彼らの秘蔵映像を東京ミッドタウン特設会場にて放映。いま行くべき京都が六本木で体感できる仕掛けです!彼らが選んだ京土産も併せて展示、必見です!
9月18日(金)19:00~ トークショー開催
東京ミッドタウン1F ビッグキャノピー下にて永山祐子さん、幅允孝、柿沢安耶さんの特別トークショーを行います。
新書「生活に溶け込む北欧デザイン」 Design from Scandinavia
Wednesday, November 12th, 2008画像をクリックすると購入サイトが開きます
北欧デザイン関連の新書をご紹介します。今月出版されたばかりの「生活に溶け込む北欧デザイン、萩原健太郎著」です。デンマークに暮らした経験を持つ萩原氏の視点を通したコンテンポラリーな北欧デザインについて詳しく紹介されています。北欧デザインというと巨匠デザイナーが有名ですが、新しいものも次々と登場しています。この新書は両方に焦点を当てているので、すでに北欧ファンの方でも、北欧デザイン初心者の方でも楽しめる内容になっています。これでまた北欧に行って見たい!という人が増えそうですね。
私が日本にプロモーションをしているオーレ・エクセルについても1ページを割いてご紹介して下さっています。オーレ・エクセルは2007年に89歳で亡くなったスウェーデンの巨匠グラフィックデザイナーです。まだデザインの大切さが理解されていなかった60年代から「よいデザインは経済効果を高める」という方針を唱えました。先見の明のある天才デザイナーでしたが、そのすばらしさはアメリカや日本など海外の方が注目されているようです。もちろんスウェーデンでも注目度はありましたが、人口の少ない国では彼のすばらしさをアピールする力が足りません。これからますます日本でのプロモーションに力を入れていく予定ですので、今後皆様の目に届くことも多くなるかもしれません。
北欧スウェーデンの幸せになるデザイン、中国語翻訳版
Saturday, December 29th, 20072005年の6月に出版された「北欧スウェーデンの幸せになるデザイン」の中国語翻訳版が今年の7月に中国で出版されました。昨年の台湾語版に続きアジアで2冊めです。表紙がまったく違いますが、中身はもちろん同じ内容です。台湾語版は再刷も何度かされているので、けっこう売れているようです。情報のあふれた日本よりも、台湾や中国の方が注目度が高いのかもしれません。
今さらながらですが、北欧デザインが注目される中、ここまでスウェーデンのデザインのみを詳しく紹介している本は他にないと自負しています。生活者の目から見た「グッドデザインをすべての人に」というスウェーデンの発想が実感できます。著者としましても、スウェーデンのデザインを知っていただくにはいちばんいい本ではないかと思っています。スウェーデンにいらっしゃる方にはぜひ一読していただければ幸いに思っています。
すでにご購入いただいた方も多いと思います。心よりお礼を申し上げます。
もしまだの方は、下記からご購入いただけます。画像をクリックして下さい。
まだまだ載せ切れていない内容もありましたが、裏話はジャパンデザインネットで公開しています。
ジャパンデザインネット
どうぞよい2008年をお迎え下さい。
そして来年も「アイ・ラブ・スウェディッシュデザイン」をよろしくお願いします。
