テニス
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Monday, October 26th, 2009ストックホルムOPはキプロスのバグダティスの優勝で幕を閉じました。会場には彼のご家族や大使館関係者が応援に駆けつけていたようです。さすがに元トップ10の貫禄を見せてくれました。彼も怪我に悩まされましたが、復活が期待できそうです。
今大会は、棄権者やスキャンダルなど落ち着かない大会となり、結局シード選手はベスト8ですでにロビンのみとなりました。その期待のロビンも棄権となり、選手たちが疲れ果てた10月という季節がよくないのでは、という話が持ち上がっています。スウェーデンの最大日刊紙DNの記事によりますと、10月開催のストックホルムOPはいい状態の選手が少ないので、2〜3月開催にしてはどうか、という検討が始まっています。2011年から日程の変更が検討されるようです。
ハースがインフルエンザで棄権し、その後ロビンまで腕の故障で棄権、スキャンダル疑惑で集中を欠いた選手もいたようで、もうひとつ盛り上がりに欠けた大会となりました。第3シードのフェレーロは第1回戦でバグダティスと当たってしまい早々に敗退。組み合わせも不運だったかもしれません。
今回の大会でも、また怪我がキーワードになりました。昨年の大会でも、錦織選手がひざの痛みで毎回棄権を考えていましたが、今回はロビンが腕の痛みで毎回棄権を考えていたようです。しかしながらホームグラウンドでの大会でもあり、ロビン人気でチケット完売ということもあり、かなりの期待を背負って頑張ったようです。トップ10入りしたばかりで高い注目を浴び、本当に強いプレッシャーがあることでしょう。スポーツ選手は勝負の世界なので、怪我は何の理由にもなりません。毎回のことですが、彼らの志の高い精神力に感銘を受けるばかりです。私としましては、ピンピンの頑張りがとても印象に残りました。27歳という年齢もあり、どこまで復活できるか分かりませんが、今回ベスト8に進んだことで、ランクが511位から370位くらいまで上昇するようです。デ杯出場の期待も高まっています。
ロビン棄権、ピンピン敗退(ストックホルムOP)
Sunday, October 25th, 2009準決勝は残念なことが起こりました。準決勝第1試合の途中に、ロビンが肘の痛みを理由に棄権を表明しました。3ヶ月ほど前から肘に痛みがあり、今回の試合では痛みがあったり治まったりを繰り返していたようです。昨日の試合ではトレーナーが腕のマッサージをする場面がありましたが、それほど痛むようには見えませんでした。ただし第1サーブがほとんど入らず、苦戦していました。今朝痛みが治まらなかったため、大事を取って棄権を選びました。初日はガラガラだった会場も、ロビンの試合は満席状態でした。準々決勝、準決勝とチケットが完売だったそうです。ロビン人気はすごいですね。生ロビンを見ようと集まった人々にとっては残念な結果になってしまいました。
今後は昨年優勝したリヨンは欠場し、バルセロナとパリを目指すようです。とはいえ、怪我の様子を見ながらということで、どうなるかははっきり決められないようです。できればトップ8に入ってロンドンのマスターズに参加できるのが理想ですが、なんとも微妙なところですね。
ピンピンは昨日の準決勝でベルッチに惜しくも敗退しました。どちらもビッグサーバーで第1セットはタイブレークにもつれ込みました。ピンピンのちょっとしたミスでベルッチがセットを取り、その後ベルッチの落ち着いたプレイに付け入る隙がなかったようです。ベルッチはアウェイ状態にも関わらず、実に落ち着いて自分のプレイを全うしました。しかし本日の準決勝ではミスが多く残念ながら敗退しました。
ピンピンは現在ランキング511位です。2005年にランキング9位まで行きましたが、2008年に肩の故障のためやむなく引退を表明しました。しかし同年のストックホルムOPでWCをもらい復活を決めました。今はフューチャーズやチャンレンジャーで地道にポイントを稼ぎ、時々もらえるWCで力を発揮しているようです。本当にテニスが好きで、テニスができることがうれしいという感じです。今は調子がいいので、このままマイペースに頑張っていきたいそうです。勝とうが負けようが、好きなテニスを続けられる事が大切です。心から応援しています。
スウェーデンチームのデ杯の新監督がトーマス・エンクヴィストに決まりました。デルポトロやナルバンディアンのいるアルゼンチンチームとの対戦を控え、作戦が練られている最中のようです。ピンピンの参加をちょっと期待しています。
ピンピンとベルッチ戦です。ピンピン、お疲れさまでした。
ストックホルムOPのウェブTV稼働
Friday, October 23rd, 2009ストックホルムOPのウェブTVが動き始めました。
ロビンの記者会見等をご覧いただけます。
ストックホルムOPウェブTV
試合のライブストリーミングはこちらになります。
SVTライブ
ストックホルムOP3日目
Thursday, October 22nd, 20093日目には好カードが揃いました。第1試合がロペスvsグルビス、第2試合がハースvsセラ、第3試合がフェレーロvsバグダティス、第4試合にお待ちかねのロビンが登場します。第5試合は月曜日の勝者ピンピンvsモナコです。
第2試合あたりから見ようと少しのんびり会場に向かったところ、試合運びが早かったらしく、会場に着いたときはちょうど第3試合が始まるところでした。本日のメイン(自分にとって)、フェレーロvsバグダティスです。フェレーロは世界1位のころからのファンで、生で見るのは初めてです。バグダティスはオーストラリアOPでロビンを負かした実力者。ランキングのわりに侮れません。月曜日よりは少し人は入っているものの、客席はパラパラと空いています。たぶんこの後のロビンの試合のころにはもう少し埋まるのでしょうか。
結局バクダティスの勢いが勝り、ストレートでフェレーロが負けました。フェレーロは第3シードでしたが、対戦相手が悪かったようです。素人目ですが、先日のピンピンやモナコらの試合に比べてボールのスピードがぜんぜん違いました。世界一流選手の試合を思い残す事なく堪能した気分です。試合が早く終わったため、次のロビンの試合まで1時間半もあります。会場は地味で楽しめるところもなく、あたりにはなにもない場所で、一度家に戻る事にしました。元気があれば、最後の試合を見に戻って来ようかなと思いましたが、結局犬の散歩に行く方を選びました。未だにウェブTVでの放映はなく、結局ライブスコアでピンピンとモナコの試合を楽しむ事にしました。ナント、ピンピンがモナコにストレートで勝利。たった1時間ほどの試合だったようです(6-4, 6-4)。さすがに復帰したばかりの去年よりは調子がいいとのことで、勢いに乗った感じですね。第1回戦のモナコはもうひとつだったので、調子が悪かったのかもしれません。ピンピン、ベスト8に進出です。
プレス会場の様子を少し。こちらはもっぱらスウェーデン人選手ばかりが目立っています。記者会見もスウェーデン選手ばかりやっている様子。やはりロビンがトップ10入りしたことが大きな話題になっています。海外プレスはほぼいない模様で、まるで国内大会のようです。去年も海外プレスはほぼいなかったので、ストックホルムOPってやっぱりマイナーですね。
フェレーロvsバグダティスの試合
ストックホルムOP1回戦行ってきました
Tuesday, October 20th, 2009昨年は錦織選手が大活躍したストックホルムOPが始まりました。今年の錦織選手は怪我のため出場はかなわず残念でしたが、公式サイトに「フェデラー、デルポトロ、錦織も出場したストックホルムOP〜」という文面を見つけ、昨年の錦織選手は大きな印象を残したようでした。今回のメイン選手は地元のロビン・ソデルリングですね。昨年は30位台だったのが、今年はなんとトップ10入りしたばかりです。全仏で決勝まで進んでからグッと自信をつけたようです。どうしてもフェデラーには勝てないようですが、その後も安定した試合を続けています。最近調子をあげているハース(第2シード)や元世界1位のフェレーロ(第3シード)も出場します。
本戦初日には、昨年に引き続きWCで出場する地元選手、ヨアキム・ピンピン・ヨハンソンが登場しました。昨年に比べると客席がさびしかったですが、毎回駆けつけるファン軍団の応援が試合を盛り上げました。ピンピンは第1回戦、見事に勝ちました!
初日だからか、あまり人が入っていませんでした。夕方に会場に向かったところ、会場近辺はシーンとしていて、とても国際試合を行っている最中とは思えない盛り下がり具合でした。本当に試合をやっているのかと不安に思いながら会場内に入ると客足はまばらです。大した選手が出ていないのかなと思いきや、第4シードのモナコがフルセットで戦っている最中でした。トップ10の選手はほぼ出場しないとはいえ、一応ATP250の大会です。一流選手の試合が生で見られるまたとないチャンス。しかもこじんまりとした会場は、選手たちを間近で見る事ができます。ロビンやハースが出場するころにはもう少し盛り上がることを期待します。映像でピンピンの試合の一部をご覧いただけます。
ピンピンの試合では、ファン軍団が
オイオイオイやピーンピンと歌いながら応援していました
モナコファンの方のためにモナコの試合もちょっとだけアップ
ロビン、ご褒美のプライベートジェットでストックホルムに凱旋!
Tuesday, June 9th, 2009プライベートジェット機内でくつろぐロビンとガールフレンドのジェニー
日曜日にフレンチオープンで準優勝したロビン・ソデルリングが、月曜日にプライベートジェットでストックホルムに凱旋帰国しました。モナコ在住のロビンはあまりスウェーデンには顔を出しませんが、さすがに今回の活躍で久々の帰国です。スポンサーが用意したプライベートジェットに乗り、初めての経験にロビンもうれしそうです。
満席のグランドスラムでの初の決勝戦、多くのファンがフェデラーのフレンチオープン初優勝を心待ちしているというプレッシャーの中、よく最後まで戦ってくれました。フェデラーの集中力に付け入る隙がなく、今までに比べてサービスエースも少なく、きわどいショットがことごとくアウトになってしまい、わりとあっさり負けた感がありますが、決勝で戦えたことで本人は大満足のようです。「この2週間は本当にいいテニスができた。フェデラーのすばらしいプレイにチャンスを与えてもらえなかったけど、次は負けないよ。」と表彰式で和やかに語る姿は、実力を出し切って戦いぬいた自信と達成感を感じます。
フェデラーの優勝で、世間一般はフェデラーに注目していますが、スウェーデンではロビンはヒーローです。プライベートジェットでインタビューしたSvD(スウェーデンの日刊紙Svenska Dagbladet)と、凱旋でのプレス会見のDN(スウェーデンの日刊紙Dagens Nyheter)の記事を下記に意訳しました。
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SvDの記事
スベンソンライフ(一般人の暮らし)が待ち遠しい
今までにないパリでの貴重な体験から帰国したロビン。プライベートジェットでストックホルムの空港に降り立つと、未来のテニススターを待ち構えていた地元の歓声に包まれた。プライベートジェットでのインタビューに成功したSvDに対して、ロビンは正直な気持ちを語ってくれた。
「やっと気分が落ち着いてきたかな。」
ランチを食べ終えたロビンが口を開いた。ガールフレンドのジェニー、トレーナーのマグヌス、フィジカルトレーナーのアリらと乗り込んだプライベートジェットで、ロビンは特別な時間を過ごした。
これからもプライベートジェットで試合に臨みたい?
「ハハハ。僕にとってはこれが初めてで、たぶん最後のチャンスかな。楽しい経験になったけど、僕のスタイルじゃないな。僕にはスベンソンライフ(最も一般的な姓であるスベンソンは、一般人を意味する)が合っているよ。」
セレブリティになって、スウェーデンでは熱狂的なファンも増えたみたいだけど、心境はどう?
「スウェーデンのテニス界には本当に貢献できたと思うよ。でも個人的にはセレブリティなんてとんでもないよ。僕が有名になるなんて今まで考えていなかったけど、僕がやったことが認められるのはうれしいことだね。」
ロビンはトーナメントの最中、スウェーデンでのメディアの報道にあえて目を通さないようにしていたという。
「母に電話した時、実家のまわりにファンが押し寄せたり、新聞でパリの活躍がたくさん報道されているよ、と教えてくれた。」
ご両親は、ロビンのどんな小さな記事も、欠かさずに集め続けている。
(ちなみにロビンのご両親は、決勝戦の応援にローランギャロスまで駆けつけている。)
まもなくアーランダ空港に到着する。そこにはテレビチームがロビンを待ちうけ、午後にはストックホルム市内でプレス会見が開かれる。ヴェステルヨートランドのチブロ出身のボー・カール・ロビン・ソデルリング(Bo Carl Robin Söderling ロビンの本名)は、今後のスウェーデンテニス界の期待を背負っている。
DNの記事
ソデルリングがスウェーデンに帰国
「やっと僕が成し遂げたことの喜びを感じられるようになった。」
決して忘れることのないパリのクレイコートでの2週間の後、スウェーデンに帰ってきたロビンがこう語った。ウィンブルドンの芝生でのトレーニングを始めるため、日曜日にロンドンに向かう。
「体調はすごくいい。たくさんの長い試合を終え、あまり眠れなかったわりには、機内の心地いい椅子でゆったりできたよ。」と語るロビンは、プライベートジェット機でスウェーデンに凱旋帰国した。
自国にたくさんのテニスファンが増えたけど、そのことは知ってた?
「あまり気にしないようにしたけど、もちろん知っていたよ。記事をチラッと見たりもしたし。」と告白。
集中できたことが、ナダルを倒すことのできた大きな要因だね?
「本当に気分がいいよ。こんなにトーナメントを楽しめたのは初めてかな。トーナメントに勝ち進んでいるとき、前の試合のことは、できるだけ考えないようにしたよ。今は本当にうれしいし満足している。」
フレンチオープンで6回のタイトルを誇るビョーン・ボルグも会場で観戦していたよね?
「僕たちはsmsコンタクト(携帯メール)はあるけど、直接話す機会はないね。」
今回の活躍で、たくさんの若者のテニスへの注目度も高まった、しかし、グランドスラムで決勝戦まで進んだことで、大きな期待を背負ってしまったという。
「期待は高まるよね。それは当たり前のことだけど。でもウィンブルドンの1回戦に勝つことも、実は簡単なことではないんだ。」
目標を特別ウィンブルドンには挙げていないが、セルフコンフィデンスは高まっているようだ。
「僕は今回グランドスラムの決勝に進出できたんだ。もう一度達成できないってことはないよね。」
「ボスタードのスウェディッシュオープンは僕の好きなトーナメントだよ。ここで勝ちたいな。」
ロビンは、ウィンブルドンの後に開催されるスウェーデンの大きなトーナメント、スウェディッシュオープンに出場する予定だ。パリで長いことプレイしたために、芝生のGerry Weber OPには出場しない。
6月22日に始まるウィンブルドンの準備はどのように考えている?
「何日か休んだ後、日曜日にロンドンに向かうよ。10日間は芝生でのトレーニングを積まないとね。」
トレーナーのマグヌス談。
「ロビンのテニスはレベルアップした。フラットに叩き、狙いも正確だ。こんなパワーテニスは今まで見たことなかった。強風がロビンのファーストサーブの確立を悪くしたけど、ボールをあまり高く上げず、低めに打つように日ごろ言っているんだ。もっと前に出てボレーを打つようにもね。彼はいいボレーテクニックを持っているし。ロビンの打力は2000年初めのころから変わっていない。ロビンと、フェデラーやナダルのようなトッププロとの違いは、ボールに合わせていつも正確に動いていることなんだ。トッププロを目指すには、強い男を作り上げることかな。」
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シャイで愛想がいまいちなロビンですが、今回の躍進でだいぶ愛想もよくなったようです。「自分を上手に表現できるのは、愛想よりテニスの試合」というロビンは、他のトッププロのような華やかさやハデさはないかもしれませんが、ひたむきさと謙虚さがあります。自分の力を信じて集中力をより高め、今後ますます活躍してくれることを期待してやみません。
今後の彼のプレイがご覧いただけるトーナメントは、6月のウィンブルドン、7月11日からの南スウェーデン、ボスタードのスウェディッシュオープンです。10月のストックホルムオープンにも出場予定です。
ロビン決勝へ!
Saturday, June 6th, 2009なんと、逆転の逆転で、ロビンが決勝進出を決めました。まるでナダルがのり移ったかのような精神力と粘りを最後に発揮しました。今までのロビンだったら、逆転されて迎えた5セットは、そのまま取られていたと思います。インタビューでも語っているように、「自分はまだ負けていない。5セット目はベストを尽くせていない。」と思い直し、立ち直ることができました。
今回クレイで負け知らずのナダルに勝ったことは、まぐれだったとか、ナダルの調子が悪かったとか、ロビンを良くいう記事は少なかったのですが、今回の最後の粘り勝ちで、彼の実力を認めないわけにいかなくなりました。日本の新聞に「伏兵」と書かれていましたが、20~30位をフラフラしている中途半端な選手の殻を破ろうとしています。
ビョーン・ボルグも見守る中、スウェーデンの新しいスターが生まれようとしています。決勝戦は夢にまで見たフェデラー戦。とにかくベストを尽くし、悔いの残らない試合をしてほしいと祈っています。フェデラーに優勝してほしいと願うファンが多い中、私はやはりロビンを応援します!
躍進するロビン・ソデルリング
Wednesday, June 3rd, 20092003年のスウェーデン、ボスタードにて
フレンチオープンがクライマックスを迎えています。そんな中、旋風を巻き起こしているのがロビンであることを、誰が想像したでしょうか。スウェーデン期待の星として、以前から注目していましたが、自分より格下の相手には鬼のように強いけれど、格上の相手にはナーバスになる傾向があったので、トップ10は難しいのかな、と思っていました。しかし今年のフレンチオープンでは、別人のように自分の実力を出し切っているロビンがいます。勝利者インタビューでも、「相手がどんなに強くても、勝つチャンスがあると信じなければ、試合をする意味がない。それだったら家に帰った方がいい。」と精神力を高めて試合に臨んだことが伺えます。
スウェーデンテニス界は、2002年のオーストラリアオープンでトーマス・ヨハンソンが優勝して以来、グランドスラムの優勝がありません。この勢いだったら、優勝も夢ではないかもしれません。ナダルだけでなく、マレーもジョコビッチも姿を消し、残る強敵はフェデラー。決勝でフェデラーと戦うロビンの姿を想像するだけで、身震いしそうです。その前に準決勝がありますが、どうか決勝に進んでくれることを祈るのみです。準決勝には、あのビョーン・ボルグがロビンの応援に駆けつけるそうです。
過熱したマルメのデモ Demonstration in Malmö
Sunday, March 8th, 2009Stenkastning och raketer (石やロケット弾が投げまれる現場)
日刊紙DNサイトのデモ映像
同じスウェーデン内とは思えない事態がマルメで起こっています。デ杯中止デモの一部の過激派が、会場周辺に待機しているパトカーに石やロケット弾を投げてる様子が映像で流されています。こんな中で国際試合を行わなければならない選手たちの苦悩を考えると心が痛みます。会場に駆けつけることのできないファンも残念でなりません。
デ杯の結果は3-2でイスラエルの勝利
最終日のシングルスはともにフルセットまでもつれ込み、最終セットは8-6でイスラエルの勝利が決まりました。フルセット2試合は、午後1時に始まって8時半まで続きました。TVで観ているのも疲れるのですが、デュースが続くものすごい接戦で、心臓に悪いくらいでした。最後に負けてしまったスウェーデン選手はあいさつもそこそこに退場し、閉会式も何もあったものではありません。会場周辺の厳重体制の中、選手たちも精神的に大変だったことでしょう。スウェーデンが負けてしまったため、報道も明るい記事はなく、せっかくの国際試合がつまらないものになってしまいました。
スウェーデンのデ杯 Davis cup in Sweden
Saturday, March 7th, 2009観客のいない試合会場
会場の外で、試合中止を叫ぶデモに参加している人々
パトカーが集まった厳戒体制の会場周辺
ただいま南スウェーデンのマルメでテニスのデ杯真っ最中ですが、事態は深刻のようです。スウェーデンの初戦はイスラエル戦となったのですが、ガザ地区を攻撃したイスラエルへの抗議として、試合の中止を叫ぶデモで大騒ぎとなっています。新聞によると、5000人以上の人々(100人が覆面)がマルメの大広場に集まっているようです。試合中止にはなりませんでしたが、抗議行動を考慮して無観客試合となりました。昨日は第1日目のシングルス2試合が行われましたが、会場はガランとした味気ないものでした。
試合は第1試合、第2試合ともフルセットによる激戦で、第1試合はスウェーデンが、第2試合はイスラエルが勝ちました。第2試合は第5セット11-9という緊迫した試合となりましたが、イスラエルの控えの選手がスポーツマンシップらしくない行動を取り、大事な場面でスウェーデン選手をイラつかせてブレークさせたと非難されています。
無観客試合や会場周辺の厳戒体制など、せっかくのスポーツが台無しな状態ですが、そんな中でも選手たちは頑張っていると思います。第2試合を戦い抜いて勝ったイスラエルの選手には拍手を送りたいですが、控えの選手の行動は、今の事態をますます悪化させかねません。新聞でも試合結果より、イスラエル選手の態度の悪さの方が大きく取り上げられ、せっかくの国際試合を楽しめる状況にありません。
それに比べて日本のデ杯は、ホープの錦織圭選手が初日に登場して盛り上がりを見せているようです。添田豪選手とともに2勝を上げ、2日目のダブルスでも勝ったため、すでに勝ちが決まったそうですね。私がテニス観戦にはまったのも、錦織選手が昨年の10月にストックホルムオープンに出場して以来です。それまでは有名選手の試合しか興味がありませんでしたが、今はATPツアーそのものにとても興味を持っています。どんなに怪我で辛くても、それを言い訳にしないで負けを認めたり、長い移動時間や時差というハンディを負いながらも一生懸命力を出し切るタフな選手たちを観て、心から感動を覚えました。
日曜日は私の大好きなトーマス・ヨハンソン選手と、金曜日に勝ったイスラエルのセラ選手との対戦になるようです。勝ちを決める大事な試合になるので、見ごたえがありますね。余談ですが、昨年のストックホルムオープンから復帰の兆しを見せているヨアキン・ピンピン・ヨハンソンが、デ杯で何か自分にできることはないかとマッツ・ヴィランデル監督にラブコールを送ったそうですが、断られたようです。過去にいくら栄光があっても、今の実力が伴っていないと相手にされないという実力の世界を目の当たりにしました。怪我で選手生命を絶ってしまうのは残念なので、錦織選手も怪我には本当に気をつけてもらいたいですね。
