スウェーデンスタイル・ブログ I love Swedish Design

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ストックホルム在住のデザインライターより、最新情報を随時発信しています。

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ストックホルムオープンテニス

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錦織選手が休憩中にすわっていた椅子。The chairs for the players at Stockholm Open.

Monday, November 3rd, 2008

10月に開催されたストックホルムオープンの映像をご覧になった方で、観客席に木が使われていることや、選手が休憩中にすわっていた椅子に目が行った方もいらっしゃったことと思います。あの椅子は私も会場に入って目を奪われました。テニスコートに似つかわしくない椅子だなあと。しかも選手だけでなく、審判も同じメーカーの椅子にすわっていました。しかしこういったディテールは、スウェーデンデザインを紹介している立場としてはぜひご注目していただきたい部分です。休憩中に使う椅子のすわりごこちがいいと、緊張する試合の中で選手も審判も少しはリラックスできるのではないでしょうか。
スウェーデンの家具は「身体によくて美しいもの」をモットーとしています。この椅子は人間工学を考えたオフィス用の椅子です。メーカー名は「rh」といい、南スウェーデンのスモーランド地方出身の身体にフィットする人間工学的なオフィス用椅子の専門メーカーで、創業者Rolf Holstenssonの頭文字を企業名にしています。販売は主に北欧とヨーロッパで、日本にはまだ進出していないようです。ストックホルムオープンのパートナーでしたので、代表的な椅子を会場に提供しました。rhのオフィシャルサイト
錦織選手が準決勝でうなだれている椅子の背もたれに「rh」の文字が見えます。モデルはrh ambio200です。
  

ストックホルムオープンでの記者会見 

Friday, October 24th, 2008

今回のストックホルムオープンの取材は錦織選手というよりストックホルムオープン全体が目的でしたが、彼の記者会見にも全て参加しました。錦織選手は記者会見の中で素直な気持ちを語っています。日本ではメディアが騒ぎすぎたせいか、錦織選手の理想像が一人歩きしている感もありますので、ひとつの情報としてご覧いただければ幸いです。公式な記者会見ですので隠す必要もなく、このまま埋もれてしまうよりここに公開したいと思います。
錦織選手にとって今のどんどんランキングが上がっている状態は未知の世界で、今までに経験のないことばかりにぶつかっているようです。ATPツアーで1、2試合と勝ち上がっていることが今までなかったことで、それは自信にもつながっているというのが錦織選手の正直な心境です。トップ選手に勝ったことで世間の期待度が増していますが、実際の彼はまだまだこれからのようです。もちろんトップ10を目指していく上では、体力的にも精神的にも強靭になっていかなければならないので、錦織選手の今後の成長に期待したいと思います。
ところでストックホルムオープンは今年40周年を迎えました。スウェーデンはボルグ、エドベリ、ビランデルらを生み出したテニス大国でもあり、テニスは国民的スポーツでもあります。私の使命は、より多くの方にストックホルムオープンに注目してもらうことでもあります。注目のスウェーデン選手は準優勝したロビン・ソーデルリングと最近復活した人気抜群のヨアキン・ピンピン・ヨハンソンです。愛称「ピンピン」のヨアキンがスウェーデンの錦織選手(注目度が)かもしれません。彼は一度引退して復活していますので、皆の温かい目が集まっています。
錦織圭選手、ストックホルムオープンでの実況記者会見(Q:質問 N:錦織選手)
第1試合後(マルセル・グラノジェルスに2-6 6-4 6-2で勝利)
Q「ひざはいつから痛くなったの?トレーナーを呼んでから動きがよくなったみたいだけど。」
N「ずうっと痛かった。痛かったり痛くなくなったりが続いていた。何回もリタイアを考えたけど、動けないほどではなかった。続けてみようかなという感じでやっていて、ブレイクしたり勝っていると痛みがなくなった感じ。」
Q「2セット目から気にならなくなった?」
N「ずっと気になっていたけど、自分で動くように意識した。気持ちの方が大きかった。」
Q「原因は何?」
N「疲れかな。特に何かやったわけではないので、僕もよく分からない。痛いのはひざの前の下の方。トレーナーにテープ巻いてもらってから楽になった。」
Q「風邪は?」
N「昨日から。鼻のアレルギーも持っていて、寒いところに来ると出るんだ。息がしづらいしひざも痛いし。」
Q「どのへんで試合の流れを変えられたと思う?」
N「初めからブレイクするまでは、本当にリタイアするかしないかの瀬戸際のところでやっていた。ブレイクできそうなところで勝ちも意識し始めて、そのセットを取ったあたりからファイナルを頑張ろうと思った。ファイナルで気持ちを切り替えた。相手もイラついていたし。初めは生気がなかったかも。気持ちの方で。ウォーミングアップしている時から(ひざが)痛くてそれにイラついていた。デフォしなかったのが不思議なくらい。」
Q「ブレイクして気持ちが乗ってきた?」
N「2セット目の途中から乗ってきた。ブレイクしたゲームがきっかけかな。」
Q「苦しい中で立ち上がったのは自分なりにどうだった?」
N「今日はたまたまラッキーがほとんどだった。相手がしぶとくて、打ってこないから自分から攻めないとポイントが取れなかった。ひざも悪い中そういう状況だったのでやりにくい相手だった。」
Q「後半はストロークも安定していたようだけど?」
N「自分から前に出て行って攻めていこうかなと思った。彼との対戦は初めてだけど、けっこう知っている選手だった。でもこんなにしぶといとは思わなかった。クレーコーターということは知っていたけど。」
Q「スウェーデンの選手と対戦したことは?」
N「ヨハンソンと。彼のストロークはかたくて、フラットで全部入れてくるタイプで。結局1セット取られた後僕が棄権したけど。」
Q「この大会の自分なりの目標は?」
N「ひざのことでいっぱいいっぱいだったので(特に考えていない)。先週日本で1回戦勝ってちょっとホッとした部分もあったので。あの大会で2回戦勝てたので安心した。いい意味でリラックスして試合に臨めると思う。もし先週(日本で)1回戦で負けていたら落ち込んでいたと思う。」
Q「日本で注目を浴びて大変だと思うけど、今年最後の締めはどう考えている?」
N「最後の4大会が締めくくり。レベルは高いけれど。マスターズは予選に出れたら本戦に上がって行きたい。今年中にトップ50を目指して頑張りたい。すごい難しいと思うけど。」
Q「ランキングは今日77位だけど、ランキングがどんどん上がるのは楽しみ?それとももっと早く上がりたい?」
N「ちょっと未知の世界に入ってきているかなと感じる。トップ100に入るのがいちばんの目標だったし、いっきに70位台に入ってきてびっくりしている面もある。」
第2試合後(ドミニク・ハーバティーに6-1 1-6 7-5で勝利)
Q「1セット目は相手のミスも多くて簡単に取ったけど2セット目は逆になって、見ている方はハラハラしたけど?」
N「相手が一定のペースでバンバン打ってくるのを注意してて、いろいろなボールを混ぜていこうと思ったけど、けっこう相手が対応してきて、思うようにいかなかった。1セット目は自分の調子もよくて打ったボールがほとんど入っていたので、相手が返してこようがどんどん打っていこうと思った。」
Q「2セット目は気のゆるみがあったかな?」
N「多少あったと思うけど、相手もミスが少なかったし、どこにふってもフラットですごいところに返してきたし、相手の調子も上がってきた。」
Q「まずいと思ったり、あせりとかはあった?」
N「負けに対する怖さは今日はなかった。元々試合もやる予定じゃなかったので。試合をやっている途中は痛みもでてこなかったので続けてやってた。」
Q「元々やるつもりじゃなかったというのは?リタイアをしてもしょうがないかなと。」
N「ウォーミングアップをしていた時に痛みがあったので、今日は無理かなと。ちょっとでも痛みがあったらやめようと思った。試合になってみたら痛みがなくなっていたので、それが続けた理由。リードしていたし勝てるチャンスもあったので続けた。」
Q「最終セットはキープ試合で、むこうも調子あがっていてどう攻めようと思った?」
N「自分のサーブをキープして、ブレイクチャンスもあったけど、キープだけを意識してやってて、僕も何回か危ない場面があって、疲れもあったかもしれないし、でも最後ブレイクできたのはよかった。0-40もあってそのゲーム取れなくてダウンしなかったのはよかった。」
Q「ブレイクできなくて次のゲームでダウンすることってよくあるけど?」
N「実際あぶなかった。0-30までいったし。負けそうにもなって、気持ち的にもやばいと思った。4-5の時はやばいなと思った。」
Q「そこは意識した?」
N「30-30になってからは打ちつつもコートに入れることを意識して、最後はエースで取れたんで。」
Q「ひざは?」
N「80パーセントくらいはほとんどよくて。痛みが出てたんで1回トレーナーを呼んだけど、1試合目よりはよかった。2セット目は相手の調子がよくてどうしようもなかった。3セット目はお互いにミスもなく、かたかった。」
Q「次の対戦がアンチッチだったとしたら?」
N「アンチッチは同じマネージャーなので、よく知っている。ビッグサーバーなのでそこを何とか対処して振り切って、自分のサーブをキープして。リターンは調子よくなってきていて、あわせることもよくなってきているので、リターンに集中することかな。ひざはもう頑張ろうと。今日勝って安心もあるし、このあと大会は残っているけどけっこうスキップする可能性もでていて。アメリカに帰ってひざを早く治して。」
Q「動きはよかったけど、ひざの痛みは?」
N「ポイント中は気にならないけど、ポイントが終わった後にズキッときたりした。でもけっこう動きはよくて、コーチにもすごかったなといわれた。」
Q「途中トレーナーを呼んだけど、何か処置はしたの?」
N「トレーナーにはマッサージを。もものへんが硬くなっていたので。」
Q「ジャパンオープンから2試合ずつは勝っていて、(全米も)、その辺の結果を積み重ねているのはどう?」
N「こういうことが本当に初めてなので、コンスタントに何試合も勝っているのが、自分でもびっくりするし、まあ今のところそんなにトップ10の選手とやることは少ないので。この前ガスケにコテンパにやられたので、本当にレベルの差を感じさせられて。でも今回こうやって2試合続けて勝っているのは自信にもなる。」
Q「ベスト8は2回目か1回目かな?」
N「そうかな。できればベスト4くらい行きたい。そうするとスウェーデンの選手にあたるかな。」
Q「これから上を目指すには何が重要だと思う?」
N「サーブのキープ力。まだ波があったり、入らないときは本当に入らないし試合によって変わったりするし。自分のサーブを毎試合いい調子がでればもっと上にいけると思う。」
第3試合後(アンチッチの棄権で不戦勝)
Q「アンチッチの棄権を知ったのはどのくらい前?」
N「ニエミネンの1セットが終わるくらい。練習して食事してここに帰ってきた時に聞いたので」
Q「どう思った?」
N「びっくりしましたね。昨日の彼の試合見ていていいプレイだったので。今日はタフな試合になると思っていたから信じられない。」
Q「正直な気持ちとしては?やろうと思っていたのに残念?それともラッキー?」
N「ラッキーが大半を占めますね。僕もひざと風邪と体調が悪いので、ラッキーとしかいいようがない。ひざは練習してて痛みがあったので今日も(棄権を)どうしようかと考えていた。(不戦勝で勝ち進んで)準決勝まで行ったことはいいことなのか分からない。今は休んでおくのがベストなのか、このまま続けて大きな痛みになっても困るし。今日も様子を見ながら試合をしよう思っていた。昨日ほどはやめようやめようとは思っていなかったけど。ひざに関しては1日休みがあいたのはよかった。いち早く治したい。」
Q「風邪の方はどう?」
N「風邪は同じよう。喉が痛いし、声もあまりでない。」
Q「マドリッドはもう間に合わないかな。」
N「マドリッドは100%行かない。その後も分からない。調子と結果によって今後どうするか決めると思う。」
Q「(準決勝まで進んだことは)ツキがあると感じない?」
N「これは2試合頑張ったおかげかな。」
Q「平日の昼間は会場がガラガラだけど、明日は地元選手だし週末だし、満席になりますよ。注目度も高いし。」
N「そうですね。夜になると昨日もおとといも満杯でしたよ。」
Q「今日ゆっくり休んで明日楽しみにしています。せっかくの運だから、生かして下さいね。」
N「そうですね。ここでリタイアするわけにはいかないですから。」

秋のストックホルム Stockholm in Autumn

Wednesday, October 15th, 2008

紅葉の美しいストックホルム。手前が北方美術館のある島、奥が旧市街
先週まではテニスで盛り上がったブログですが、今回はストックホルムについてご紹介します。先週ストックホルムオープンに参加していた錦織選手が「街がきれいで海もきれいで」と語っていたように、ストックホルムは水の都と言われ、メーラレン湖とバルト海に囲まれたいくつかの島で成り立っています。紅葉が真っ盛りの秋は、夏とは違った美しさを堪能できます。今年のストックホルムはいつもより早く秋がやってきて気温も低くなったので、錦織選手も気候の違いで風邪を引いたのかもしれません。
錦織選手らが滞在したのは、ストックホルムオープンのスポンサーでもあるグランドホテルでした。グランドホテルはストックホルム発祥の地である中世の街並みの残る旧市街の向かい側にあります。ストックホルムでいちばん豪華なホテルで、ノーベル賞受賞者もここに泊まります。今年のノーベル賞受賞者には日本人の方が何人かいらっしゃいますので、授賞式や講演がある間こちらのホテルに滞在されます。ノーベル賞授賞式はアルフレッド・ノーベルが亡くなった日である12月10日にストックホルムで行われ、授賞式はコンサートホールで、晩餐会は市庁舎で開かれます。ノーベル賞ではディナーのメニューが注目を浴びますが、私が注目しているのは会場のフラワーアレンジです。2000年からずっと手がけているグンナル・カイ氏が今年も手がけるのでしょうか。

錦織選手らが滞在したグランドホテル。目の前はバルト海。

バルト海をはさんだホテルの向かい側にある王宮(旧市街内)

古い建物の残る旧市街の大広場

旧市街のとなりにあるリッダーホルメン島

紅葉の舞う市庁舎。ノーベル賞の晩餐会が行われるところ
春は青々とした新緑に囲まれた街並みに、夏は真っ青な空と湖と太陽の光を浴びた街の美しさに、秋は紅葉の彩りに、冬は雪帽子をかぶってぽっかり浮かぶ中世の街並みに、季節によって醸し出されるさまざまな美しさに思わず見とれてしまうことも多く、何年暮らしても飽きることがありません。
ストックホルムは日照時間の長い夏がいちばん人気が高く、観光客の最も多い季節です。しかし10月の紅葉の時期も夏に負けない美しさがあります。もし来年のストックホルムオープンにも錦織選手が参加されるようでしたら、ファンの皆様にもぜひ観戦及び観光ツアーを組んで遊びにいらしていただけたらと思います。会場が小さいので、選手の顔までよく見える距離で試合が楽しめます。

ソーデルリング、フルセットで優勝を逃す!

Monday, October 13th, 2008

ストックホルムオープンの決勝戦は、先日錦織選手を叩きのめしたスウェーデン人のソーデルリングがフルセットの上惜しくも破れ、第1シードのナルバンディアンが優勝しました。第1セットはソーデルリング得意のサービスも決まらず、ナルバンディアンの一方的な試合展開でしたが、第2セットをソーデルリングが奪い返しました。しかし第3セットではサービスをブレークされ、最後はダブルフォルトでナルバンディアンの優勝が決まりました。
今まで錦織選手を中心にお伝えしてきましたが、スウェーデンではロビン・ソーデルリングが若手ホープとして注目されています。世界ランク30位台(10月13日現在で28位にアップ)なので国際的な注目はまだありませんが、ぜひお名前を覚えておいていただけるとうれしいです。今回最後に戦った相手として錦織選手の記憶にもしばらく残っていることでしょう。2人は初顔合わせでした。

錦織選手との最後のゲームでのロビン・ソーデルリング選手
Photo: Peter Bruselid

錦織選手の日本語記者会見をネットで配信中

Monday, October 13th, 2008

ただいま準決勝の後の錦織選手の記者会見の模様をネットでご覧いただけます。
錦織選手の日本語による記者会見
錦織選手とソーデルリング選手の準決勝リプレイが下記からご覧いただけます。
準決勝リプレイ

錦織選手、お疲れ様でした。

Sunday, October 12th, 2008

準決勝は200kmを超える高速サーブをバシバシ決めたロビン・ソーデルリングの圧勝となりました。錦織選手はひざの痛みも気になったようで、テーピングがますます大きくなっていました。ショットもあまり決まらず、2回戦でうまく決めていたドロップショットも決まらず、なかなか厳しい試合となりました。とはいえ、運があったにしてもベスト4まで来れたこと、ひざの痛みをおしてでも2試合に勝てたことは、彼にとっても自信につながりました。まずはアメリカに帰ってひざを治し、今年残りの2大会を頑張ってトップ50を目指したいとのことでした。本当にお疲れ様でした。早くひざを治して体調を整え、これからの活躍に期待しています。
明日の決勝戦は、同じく準決勝を楽勝した第1シードのナルバンディアンとソーデルリングとなります。ソーデルリングはトップ10入りできる力を充分に持っているので、どのような試合展開になるか楽しみです。
by スウェーデンスタイル・コム
※ストックホルムオープンでの錦織選手の画像(商業用)が入用の方はカメラマンPeter Bruselidのサイトからお問い合わせ下さい(日本語可)。またはinfo@swedenstyle.comまで

思うようにショットが打てない錦織選手 Photo: Peter Bruselid 

ひざのテーピングが痛々しい Photo: Peter Bruselid

何回かはエア-Kショットを見せてくれました Photo: Peter Bruselid

記者会見では安堵したかのような表情を見せてくれました Photo: Peter Bruselid

錦織選手とソーデルリング選手の試合ライブをネットで!

Saturday, October 11th, 2008

ロビン・ソーデルリング選手
本日10月11日の午後3時以降(現地時間)より錦織選手とスウェーデンの若手ホープ、ロビン・ソーデルリングの試合が始まります。試合ライブが公式サイトより放映されるようですので、どうぞお楽しみ下さい。(ちなみに12時半より第1シードのナルバンディアン対フィンランドのニエミネンの試合が始まります)
If Stockholm Open Live!
昨日の試合を観る限り、ロビンの調子はけっこう良さそうです。ひざの故障と風邪が気になる錦織選手がどこまで対応できるかが見ものです。ロビンは200kmを超える高速サーブが武器で、スウェーデン唯一残っている選手として期待が高まっています。一方日本の若手ホープとして錦織選手の注目も高いので、初顔合わせの見どころのある試合となることでしょう。

錦織選手、不戦勝でベスト4へ!Air-K meets Söderling at 1/2 final!

Friday, October 10th, 2008

準々決勝は驚きの結果となりました。なんと対戦相手のアンチッチが高熱のため棄権し、錦織選手が不戦勝となりました。この試合は厳しいだろうと気合を入れて試合開始を待っていたのですが、いきなりアンチッチが現れて棄権を表明し、拍子抜けとなりました。その後に錦織選手がでてきて、会場のボールキッズたちと1ゲームの試合を披露しました。

ボールキッズたちとのゲームでは終始にこやかな表情の錦織選手でした。
Photo: Peter Bruselid

記者会見でもリラックスした表情が見受けられました。Photo: Peter Bruselid
試合はなくとも記者会見は開かれました。試合が始まる少し前に不戦勝を知らされ、拍子抜けしたと同時にちょっと安堵しました。自分自身も棄権を考えていたので、まさか相手が棄権するとは思いませんでした。ラッキーといえばラッキーですが、本当によかったのかは分かりません。というのは、今はひざを完治させることがいちばん大事だと思うので、無理に試合をしてひどくなると困るからです。運にしても準決勝まで来てしまったからには棄権はできませんね。今日ゆっくり休めてよかったです。明日に備えて今日は身体を休めたいと思います。
今日の最後の試合でスウェーデン期待のホープ、ロビン・ソーデルリングが勝てば明日はロビンと錦織選手の試合となります。できれば彼と試合をやってみたいとのことです。そうです、スウェーデン中もそれに期待しています。ただロビンも風邪気味のようなので、体調がどうでしょうか。
追伸。本日21時30分にロビン・ソーデルリングの準決勝進出が決まりました。得意のサービスを決め、相手を圧倒しました。ロビンは200kmを超える高速サービスをバンバン打ってきますので、それに錦織選手がどう対応できるかがポイントになりそうです。彼の体調を考えると、ちょっと厳しいかもしれません。それにしても夢のスウェーデンホープ対日本ホープ戦が叶い、大変喜ばしいことです。2人は初対戦なので、お互いに相手のことをよく知らないようです。スウェーデンキャスターのロビンが勝つだろうと決め付けているようなコメントがちょっと気に入りませんでした。
by スウェーデンスタイル・コム

錦織選手ベスト8へ!Air-K goes to 1/4 final!

Friday, October 10th, 2008

ひざの痛みをこらえ、錦織選手がベスト8に残りました。ストックホルムオープン初の日本人ベスト8進出です。
2回戦の第1セットは相手のミスもめだって難なく6-1と奪いましたが、調子を上げてきた相手に圧倒されて第2セットは逆に1-6と奪われてしまいました。決して錦織選手の調子が悪かったのではなく、決め球を何度も打ち返されてしまいました。第3セットはお互いにサービスゲームをキープし、4-4で転機が訪れたかのようでした。相手のサービスゲームで錦織選手が0-40とリードしたのですが、相手がサービスやショットを決めて40-Aまで追い上げられました。その後錦織選手のショットが決まって40-40と戻しましたが、結局2ポイント連取されてブレークできませんでした。5-4になったサービスゲームでいきなり0-30と取られ、そのままブレークされてしまうのではとヒヤヒヤさせられましたが、そこは落ち着いて安定したショットでサービスをキープしました。次のゲームは相手のミスや錦織選手のショットが決まってブレークに成功しました。最後はさすがの集中力を見せ、初めの2ポイントはサービスエースで決めました。その後は見事なショットを決めてそのままゲームを奪い、7-5で第3セットを取ってベスト8進出を決めました。

試合に勝ってコートを後にする錦織選手。ホッとした表情が伺えます。

記者会見ではひざの痛みも風邪もまだ治っていない様子でした。今朝の練習でひざの痛みが強かったので棄権を考えたそうですが、試合に臨んだときに痛みが薄れていたのでそのまま続けました。今回の試合でも「棄権」が頭をよぎっていたようです。第1セットはストロークの中に時々ドロップショットを交えた見事な試合運びであっさりと奪いましたが、第2セットで心配が見えてきました。相手が調子を上げ、決められると思っていた球がなかなか決まらず苦労したようです。第3セットではとにかくサービスキープを意識しました。4-4の後0-40でブレークできそうだったのができなくて「負け」も頭をよぎりました。次のサービスゲームで0-30となった時、気持ちを切り替えてとにかく相手のコートに球を入れることに集中しました。そのままゲームをキープすることができて自分でもよかったと思いました。その後は勝つことのみを考えて試合に集中しました。
この後ヨーロッパでの遠征が続きますがどうも体調が思わしくないようで、次のスペインの大会は辞退するかもしれません。すぐにアメリカに帰ってひざを完治したいと語っていました。話す内容は弱気な部分が多いのですが、結局は試合を続けて勝っているので、実際はどうなるか分かりません。今のようにATPの試合で2~3回と勝ちが続いていることは彼にとって励みになっているようです。今後の目標はサービスゲームを確実に取れるように、サービスの強化がしたいそうです。確かにストロークはすばらしいですが、サービスエースはほとんどなかったので、その点が強まればますます強い選手へと育っていくことでしょう。
次は明日第2シードのアンチッチ選手と当たります。コーチが同じだそうでどんな相手かはよく知っているようです。体調を考えるとかなり厳しい試合になりそうですが、集中力を高めて臨んでほしいと願っています。

錦織圭選手ストックホルムオープン1回戦逆転勝ち!Air-K beats No.8 seeded Spanish!

Tuesday, October 7th, 2008

6日に登場した錦織圭選手(通称エアK)が第8シード、ランク57位の格上選手、マルセル・グラノリェルス(スペイン)に逆転勝ちしました。第1セットはミスが目立って6-2で落としましたが、その後見事に挽回しました。ひざの故障が気になっていたようで、途中何度も棄権を考えたそうですが、第2セットの第5ゲームをブレイクしてそのままセットを奪い、勢いがつきました。第3セットは初めから3ゲーム連取し、ひざの痛みも感じられなくなったそうです。その後はそのままつっぱしり、見事なショットを決めて打ち勝ちました。
錦織選手はただいまランキング77位ですが、50位以内に入るのが目標だそうです。ランクがどんどん上がっている今の状態は未知の世界だそうですが、自分のペースで前向きに頑張っていきたいそうです。今回のストックホルムオープンはフェデラーの不参加でファンががっかりしましたが、その代わりに日本の若手ホープに注目が集まっています。公式ウェブサイト上の優勝予想投票では、シード1位のディビッド・ナルバンディアンを抑えて錦織選手が1番人気です。
If Stockholm Open

第2セット中盤の錦織選手。ひざに巻いたテープが気になる。Photo: Peter Bruselid

エアKの由来であるジャンピングフォアハンドが頻繁に登場。Photo: Peter Bruselid

マッチポイントでサービスの準備に入る錦織選手。Photo: Peter Bruselid

プレスコンフェレンスでの錦織選手。Photo: Peter Bruselid
地元日刊紙Dagens Nyheterからの質問でエアKの由来を聞かれ、得意技ジャンピングフォアハンドから来ているとのお返事でした。ひざの故障についての質問が相次ぎましたが、3日前くらいから痛み始め、試合の棄権を何十回も考えたそうです。サービスをブレークするたびに痛みが薄れていったという集中力を見せ、観客側には棄権を考えていたとは思えない見事な試合でした。
Dagens Nyheterの新聞記事

足元はサンダル履きというラフな格好で現れました。Photo: Peter Bruselid
最後は日本人ジャーナリスト2名と錦織選手のみという、ほぼプライベートな会見となりました。ジャパンオープンを終えたばかりの3日前にストックホルムに到着し、すぐに風邪を引いてしまったそうです。その上ひざの痛みと体調は万全ではないそうですが、精神面を高めて試合に臨みました。対戦相手のグラノリェルス選手とは以前にも対戦したことがあり、粘り強い選手であることを知っていました。今回もそのあたりに苦しむと思っていたそうで、ひざの痛みをこらえながら相手の粘りをなんとか抑え、勝利へと導きました。
ストックホルムは初めてで、スウェーデンの代表的な家庭料理であるミートボールを食べたそうです。変わったものがかかっていたというので、それはリンゴンベリージャムでこちらではそうやって食べるのですよ、お伝えしました。次の試合に勝つとランキング30位第2シードのアンチッチ選手に当たります。それを突破するとスウェーデンの若手ホープ、ランキング34位第4シードのロビン・ソーデルリングと当たる可能性がでてきます。ロビンと対戦したことはまだないそうで、スウェーデンでも彼らの対戦に期待がもたれています。体調が万全に整えば勝ち進む可能性はかなり高いので、体調管理がうまくいくことを期待します。

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