テニス
« Previous Entries Next Entries »ロビン決勝へ!
Saturday, June 6th, 2009なんと、逆転の逆転で、ロビンが決勝進出を決めました。まるでナダルがのり移ったかのような精神力と粘りを最後に発揮しました。今までのロビンだったら、逆転されて迎えた5セットは、そのまま取られていたと思います。インタビューでも語っているように、「自分はまだ負けていない。5セット目はベストを尽くせていない。」と思い直し、立ち直ることができました。
今回クレイで負け知らずのナダルに勝ったことは、まぐれだったとか、ナダルの調子が悪かったとか、ロビンを良くいう記事は少なかったのですが、今回の最後の粘り勝ちで、彼の実力を認めないわけにいかなくなりました。日本の新聞に「伏兵」と書かれていましたが、20~30位をフラフラしている中途半端な選手の殻を破ろうとしています。
ビョーン・ボルグも見守る中、スウェーデンの新しいスターが生まれようとしています。決勝戦は夢にまで見たフェデラー戦。とにかくベストを尽くし、悔いの残らない試合をしてほしいと祈っています。フェデラーに優勝してほしいと願うファンが多い中、私はやはりロビンを応援します!
躍進するロビン・ソデルリング
Wednesday, June 3rd, 20092003年のスウェーデン、ボスタードにて
フレンチオープンがクライマックスを迎えています。そんな中、旋風を巻き起こしているのがロビンであることを、誰が想像したでしょうか。スウェーデン期待の星として、以前から注目していましたが、自分より格下の相手には鬼のように強いけれど、格上の相手にはナーバスになる傾向があったので、トップ10は難しいのかな、と思っていました。しかし今年のフレンチオープンでは、別人のように自分の実力を出し切っているロビンがいます。勝利者インタビューでも、「相手がどんなに強くても、勝つチャンスがあると信じなければ、試合をする意味がない。それだったら家に帰った方がいい。」と精神力を高めて試合に臨んだことが伺えます。
スウェーデンテニス界は、2002年のオーストラリアオープンでトーマス・ヨハンソンが優勝して以来、グランドスラムの優勝がありません。この勢いだったら、優勝も夢ではないかもしれません。ナダルだけでなく、マレーもジョコビッチも姿を消し、残る強敵はフェデラー。決勝でフェデラーと戦うロビンの姿を想像するだけで、身震いしそうです。その前に準決勝がありますが、どうか決勝に進んでくれることを祈るのみです。準決勝には、あのビョーン・ボルグがロビンの応援に駆けつけるそうです。
過熱したマルメのデモ Demonstration in Malmö
Sunday, March 8th, 2009Stenkastning och raketer (石やロケット弾が投げまれる現場)
日刊紙DNサイトのデモ映像
同じスウェーデン内とは思えない事態がマルメで起こっています。デ杯中止デモの一部の過激派が、会場周辺に待機しているパトカーに石やロケット弾を投げてる様子が映像で流されています。こんな中で国際試合を行わなければならない選手たちの苦悩を考えると心が痛みます。会場に駆けつけることのできないファンも残念でなりません。
デ杯の結果は3-2でイスラエルの勝利
最終日のシングルスはともにフルセットまでもつれ込み、最終セットは8-6でイスラエルの勝利が決まりました。フルセット2試合は、午後1時に始まって8時半まで続きました。TVで観ているのも疲れるのですが、デュースが続くものすごい接戦で、心臓に悪いくらいでした。最後に負けてしまったスウェーデン選手はあいさつもそこそこに退場し、閉会式も何もあったものではありません。会場周辺の厳重体制の中、選手たちも精神的に大変だったことでしょう。スウェーデンが負けてしまったため、報道も明るい記事はなく、せっかくの国際試合がつまらないものになってしまいました。
スウェーデンのデ杯 Davis cup in Sweden
Saturday, March 7th, 2009観客のいない試合会場
会場の外で、試合中止を叫ぶデモに参加している人々
パトカーが集まった厳戒体制の会場周辺
ただいま南スウェーデンのマルメでテニスのデ杯真っ最中ですが、事態は深刻のようです。スウェーデンの初戦はイスラエル戦となったのですが、ガザ地区を攻撃したイスラエルへの抗議として、試合の中止を叫ぶデモで大騒ぎとなっています。新聞によると、5000人以上の人々(100人が覆面)がマルメの大広場に集まっているようです。試合中止にはなりませんでしたが、抗議行動を考慮して無観客試合となりました。昨日は第1日目のシングルス2試合が行われましたが、会場はガランとした味気ないものでした。
試合は第1試合、第2試合ともフルセットによる激戦で、第1試合はスウェーデンが、第2試合はイスラエルが勝ちました。第2試合は第5セット11-9という緊迫した試合となりましたが、イスラエルの控えの選手がスポーツマンシップらしくない行動を取り、大事な場面でスウェーデン選手をイラつかせてブレークさせたと非難されています。
無観客試合や会場周辺の厳戒体制など、せっかくのスポーツが台無しな状態ですが、そんな中でも選手たちは頑張っていると思います。第2試合を戦い抜いて勝ったイスラエルの選手には拍手を送りたいですが、控えの選手の行動は、今の事態をますます悪化させかねません。新聞でも試合結果より、イスラエル選手の態度の悪さの方が大きく取り上げられ、せっかくの国際試合を楽しめる状況にありません。
それに比べて日本のデ杯は、ホープの錦織圭選手が初日に登場して盛り上がりを見せているようです。添田豪選手とともに2勝を上げ、2日目のダブルスでも勝ったため、すでに勝ちが決まったそうですね。私がテニス観戦にはまったのも、錦織選手が昨年の10月にストックホルムオープンに出場して以来です。それまでは有名選手の試合しか興味がありませんでしたが、今はATPツアーそのものにとても興味を持っています。どんなに怪我で辛くても、それを言い訳にしないで負けを認めたり、長い移動時間や時差というハンディを負いながらも一生懸命力を出し切るタフな選手たちを観て、心から感動を覚えました。
日曜日は私の大好きなトーマス・ヨハンソン選手と、金曜日に勝ったイスラエルのセラ選手との対戦になるようです。勝ちを決める大事な試合になるので、見ごたえがありますね。余談ですが、昨年のストックホルムオープンから復帰の兆しを見せているヨアキン・ピンピン・ヨハンソンが、デ杯で何か自分にできることはないかとマッツ・ヴィランデル監督にラブコールを送ったそうですが、断られたようです。過去にいくら栄光があっても、今の実力が伴っていないと相手にされないという実力の世界を目の当たりにしました。怪我で選手生命を絶ってしまうのは残念なので、錦織選手も怪我には本当に気をつけてもらいたいですね。
錦織選手が休憩中にすわっていた椅子。The chairs for the players at Stockholm Open.
Monday, November 3rd, 200810月に開催されたストックホルムオープンの映像をご覧になった方で、観客席に木が使われていることや、選手が休憩中にすわっていた椅子に目が行った方もいらっしゃったことと思います。あの椅子は私も会場に入って目を奪われました。テニスコートに似つかわしくない椅子だなあと。しかも選手だけでなく、審判も同じメーカーの椅子にすわっていました。しかしこういったディテールは、スウェーデンデザインを紹介している立場としてはぜひご注目していただきたい部分です。休憩中に使う椅子のすわりごこちがいいと、緊張する試合の中で選手も審判も少しはリラックスできるのではないでしょうか。
スウェーデンの家具は「身体によくて美しいもの」をモットーとしています。この椅子は人間工学を考えたオフィス用の椅子です。メーカー名は「rh」といい、南スウェーデンのスモーランド地方出身の身体にフィットする人間工学的なオフィス用椅子の専門メーカーで、創業者Rolf Holstenssonの頭文字を企業名にしています。販売は主に北欧とヨーロッパで、日本にはまだ進出していないようです。ストックホルムオープンのパートナーでしたので、代表的な椅子を会場に提供しました。rhのオフィシャルサイト
錦織選手が準決勝でうなだれている椅子の背もたれに「rh」の文字が見えます。モデルはrh ambio200です。
ストックホルムオープンでの記者会見
Friday, October 24th, 2008今回のストックホルムオープンの取材は錦織選手というよりストックホルムオープン全体が目的でしたが、彼の記者会見にも全て参加しました。錦織選手は記者会見の中で素直な気持ちを語っています。日本ではメディアが騒ぎすぎたせいか、錦織選手の理想像が一人歩きしている感もありますので、ひとつの情報としてご覧いただければ幸いです。公式な記者会見ですので隠す必要もなく、このまま埋もれてしまうよりここに公開したいと思います。
錦織選手にとって今のどんどんランキングが上がっている状態は未知の世界で、今までに経験のないことばかりにぶつかっているようです。ATPツアーで1、2試合と勝ち上がっていることが今までなかったことで、それは自信にもつながっているというのが錦織選手の正直な心境です。トップ選手に勝ったことで世間の期待度が増していますが、実際の彼はまだまだこれからのようです。もちろんトップ10を目指していく上では、体力的にも精神的にも強靭になっていかなければならないので、錦織選手の今後の成長に期待したいと思います。
ところでストックホルムオープンは今年40周年を迎えました。スウェーデンはボルグ、エドベリ、ビランデルらを生み出したテニス大国でもあり、テニスは国民的スポーツでもあります。私の使命は、より多くの方にストックホルムオープンに注目してもらうことでもあります。注目のスウェーデン選手は準優勝したロビン・ソーデルリングと最近復活した人気抜群のヨアキン・ピンピン・ヨハンソンです。愛称「ピンピン」のヨアキンがスウェーデンの錦織選手(注目度が)かもしれません。彼は一度引退して復活していますので、皆の温かい目が集まっています。
錦織圭選手、ストックホルムオープンでの実況記者会見(Q:質問 N:錦織選手)
第1試合後(マルセル・グラノジェルスに2-6 6-4 6-2で勝利)
Q「ひざはいつから痛くなったの?トレーナーを呼んでから動きがよくなったみたいだけど。」
N「ずうっと痛かった。痛かったり痛くなくなったりが続いていた。何回もリタイアを考えたけど、動けないほどではなかった。続けてみようかなという感じでやっていて、ブレイクしたり勝っていると痛みがなくなった感じ。」
Q「2セット目から気にならなくなった?」
N「ずっと気になっていたけど、自分で動くように意識した。気持ちの方が大きかった。」
Q「原因は何?」
N「疲れかな。特に何かやったわけではないので、僕もよく分からない。痛いのはひざの前の下の方。トレーナーにテープ巻いてもらってから楽になった。」
Q「風邪は?」
N「昨日から。鼻のアレルギーも持っていて、寒いところに来ると出るんだ。息がしづらいしひざも痛いし。」
Q「どのへんで試合の流れを変えられたと思う?」
N「初めからブレイクするまでは、本当にリタイアするかしないかの瀬戸際のところでやっていた。ブレイクできそうなところで勝ちも意識し始めて、そのセットを取ったあたりからファイナルを頑張ろうと思った。ファイナルで気持ちを切り替えた。相手もイラついていたし。初めは生気がなかったかも。気持ちの方で。ウォーミングアップしている時から(ひざが)痛くてそれにイラついていた。デフォしなかったのが不思議なくらい。」
Q「ブレイクして気持ちが乗ってきた?」
N「2セット目の途中から乗ってきた。ブレイクしたゲームがきっかけかな。」
Q「苦しい中で立ち上がったのは自分なりにどうだった?」
N「今日はたまたまラッキーがほとんどだった。相手がしぶとくて、打ってこないから自分から攻めないとポイントが取れなかった。ひざも悪い中そういう状況だったのでやりにくい相手だった。」
Q「後半はストロークも安定していたようだけど?」
N「自分から前に出て行って攻めていこうかなと思った。彼との対戦は初めてだけど、けっこう知っている選手だった。でもこんなにしぶといとは思わなかった。クレーコーターということは知っていたけど。」
Q「スウェーデンの選手と対戦したことは?」
N「ヨハンソンと。彼のストロークはかたくて、フラットで全部入れてくるタイプで。結局1セット取られた後僕が棄権したけど。」
Q「この大会の自分なりの目標は?」
N「ひざのことでいっぱいいっぱいだったので(特に考えていない)。先週日本で1回戦勝ってちょっとホッとした部分もあったので。あの大会で2回戦勝てたので安心した。いい意味でリラックスして試合に臨めると思う。もし先週(日本で)1回戦で負けていたら落ち込んでいたと思う。」
Q「日本で注目を浴びて大変だと思うけど、今年最後の締めはどう考えている?」
N「最後の4大会が締めくくり。レベルは高いけれど。マスターズは予選に出れたら本戦に上がって行きたい。今年中にトップ50を目指して頑張りたい。すごい難しいと思うけど。」
Q「ランキングは今日77位だけど、ランキングがどんどん上がるのは楽しみ?それとももっと早く上がりたい?」
N「ちょっと未知の世界に入ってきているかなと感じる。トップ100に入るのがいちばんの目標だったし、いっきに70位台に入ってきてびっくりしている面もある。」
第2試合後(ドミニク・ハーバティーに6-1 1-6 7-5で勝利)
Q「1セット目は相手のミスも多くて簡単に取ったけど2セット目は逆になって、見ている方はハラハラしたけど?」
N「相手が一定のペースでバンバン打ってくるのを注意してて、いろいろなボールを混ぜていこうと思ったけど、けっこう相手が対応してきて、思うようにいかなかった。1セット目は自分の調子もよくて打ったボールがほとんど入っていたので、相手が返してこようがどんどん打っていこうと思った。」
Q「2セット目は気のゆるみがあったかな?」
N「多少あったと思うけど、相手もミスが少なかったし、どこにふってもフラットですごいところに返してきたし、相手の調子も上がってきた。」
Q「まずいと思ったり、あせりとかはあった?」
N「負けに対する怖さは今日はなかった。元々試合もやる予定じゃなかったので。試合をやっている途中は痛みもでてこなかったので続けてやってた。」
Q「元々やるつもりじゃなかったというのは?リタイアをしてもしょうがないかなと。」
N「ウォーミングアップをしていた時に痛みがあったので、今日は無理かなと。ちょっとでも痛みがあったらやめようと思った。試合になってみたら痛みがなくなっていたので、それが続けた理由。リードしていたし勝てるチャンスもあったので続けた。」
Q「最終セットはキープ試合で、むこうも調子あがっていてどう攻めようと思った?」
N「自分のサーブをキープして、ブレイクチャンスもあったけど、キープだけを意識してやってて、僕も何回か危ない場面があって、疲れもあったかもしれないし、でも最後ブレイクできたのはよかった。0-40もあってそのゲーム取れなくてダウンしなかったのはよかった。」
Q「ブレイクできなくて次のゲームでダウンすることってよくあるけど?」
N「実際あぶなかった。0-30までいったし。負けそうにもなって、気持ち的にもやばいと思った。4-5の時はやばいなと思った。」
Q「そこは意識した?」
N「30-30になってからは打ちつつもコートに入れることを意識して、最後はエースで取れたんで。」
Q「ひざは?」
N「80パーセントくらいはほとんどよくて。痛みが出てたんで1回トレーナーを呼んだけど、1試合目よりはよかった。2セット目は相手の調子がよくてどうしようもなかった。3セット目はお互いにミスもなく、かたかった。」
Q「次の対戦がアンチッチだったとしたら?」
N「アンチッチは同じマネージャーなので、よく知っている。ビッグサーバーなのでそこを何とか対処して振り切って、自分のサーブをキープして。リターンは調子よくなってきていて、あわせることもよくなってきているので、リターンに集中することかな。ひざはもう頑張ろうと。今日勝って安心もあるし、このあと大会は残っているけどけっこうスキップする可能性もでていて。アメリカに帰ってひざを早く治して。」
Q「動きはよかったけど、ひざの痛みは?」
N「ポイント中は気にならないけど、ポイントが終わった後にズキッときたりした。でもけっこう動きはよくて、コーチにもすごかったなといわれた。」
Q「途中トレーナーを呼んだけど、何か処置はしたの?」
N「トレーナーにはマッサージを。もものへんが硬くなっていたので。」
Q「ジャパンオープンから2試合ずつは勝っていて、(全米も)、その辺の結果を積み重ねているのはどう?」
N「こういうことが本当に初めてなので、コンスタントに何試合も勝っているのが、自分でもびっくりするし、まあ今のところそんなにトップ10の選手とやることは少ないので。この前ガスケにコテンパにやられたので、本当にレベルの差を感じさせられて。でも今回こうやって2試合続けて勝っているのは自信にもなる。」
Q「ベスト8は2回目か1回目かな?」
N「そうかな。できればベスト4くらい行きたい。そうするとスウェーデンの選手にあたるかな。」
Q「これから上を目指すには何が重要だと思う?」
N「サーブのキープ力。まだ波があったり、入らないときは本当に入らないし試合によって変わったりするし。自分のサーブを毎試合いい調子がでればもっと上にいけると思う。」
第3試合後(アンチッチの棄権で不戦勝)
Q「アンチッチの棄権を知ったのはどのくらい前?」
N「ニエミネンの1セットが終わるくらい。練習して食事してここに帰ってきた時に聞いたので」
Q「どう思った?」
N「びっくりしましたね。昨日の彼の試合見ていていいプレイだったので。今日はタフな試合になると思っていたから信じられない。」
Q「正直な気持ちとしては?やろうと思っていたのに残念?それともラッキー?」
N「ラッキーが大半を占めますね。僕もひざと風邪と体調が悪いので、ラッキーとしかいいようがない。ひざは練習してて痛みがあったので今日も(棄権を)どうしようかと考えていた。(不戦勝で勝ち進んで)準決勝まで行ったことはいいことなのか分からない。今は休んでおくのがベストなのか、このまま続けて大きな痛みになっても困るし。今日も様子を見ながら試合をしよう思っていた。昨日ほどはやめようやめようとは思っていなかったけど。ひざに関しては1日休みがあいたのはよかった。いち早く治したい。」
Q「風邪の方はどう?」
N「風邪は同じよう。喉が痛いし、声もあまりでない。」
Q「マドリッドはもう間に合わないかな。」
N「マドリッドは100%行かない。その後も分からない。調子と結果によって今後どうするか決めると思う。」
Q「(準決勝まで進んだことは)ツキがあると感じない?」
N「これは2試合頑張ったおかげかな。」
Q「平日の昼間は会場がガラガラだけど、明日は地元選手だし週末だし、満席になりますよ。注目度も高いし。」
N「そうですね。夜になると昨日もおとといも満杯でしたよ。」
Q「今日ゆっくり休んで明日楽しみにしています。せっかくの運だから、生かして下さいね。」
N「そうですね。ここでリタイアするわけにはいかないですから。」
秋のストックホルム Stockholm in Autumn
Wednesday, October 15th, 2008紅葉の美しいストックホルム。手前が北方美術館のある島、奥が旧市街
先週まではテニスで盛り上がったブログですが、今回はストックホルムについてご紹介します。先週ストックホルムオープンに参加していた錦織選手が「街がきれいで海もきれいで」と語っていたように、ストックホルムは水の都と言われ、メーラレン湖とバルト海に囲まれたいくつかの島で成り立っています。紅葉が真っ盛りの秋は、夏とは違った美しさを堪能できます。今年のストックホルムはいつもより早く秋がやってきて気温も低くなったので、錦織選手も気候の違いで風邪を引いたのかもしれません。
錦織選手らが滞在したのは、ストックホルムオープンのスポンサーでもあるグランドホテルでした。グランドホテルはストックホルム発祥の地である中世の街並みの残る旧市街の向かい側にあります。ストックホルムでいちばん豪華なホテルで、ノーベル賞受賞者もここに泊まります。今年のノーベル賞受賞者には日本人の方が何人かいらっしゃいますので、授賞式や講演がある間こちらのホテルに滞在されます。ノーベル賞授賞式はアルフレッド・ノーベルが亡くなった日である12月10日にストックホルムで行われ、授賞式はコンサートホールで、晩餐会は市庁舎で開かれます。ノーベル賞ではディナーのメニューが注目を浴びますが、私が注目しているのは会場のフラワーアレンジです。2000年からずっと手がけているグンナル・カイ氏が今年も手がけるのでしょうか。
錦織選手らが滞在したグランドホテル。目の前はバルト海。
バルト海をはさんだホテルの向かい側にある王宮(旧市街内)
古い建物の残る旧市街の大広場
旧市街のとなりにあるリッダーホルメン島
紅葉の舞う市庁舎。ノーベル賞の晩餐会が行われるところ
春は青々とした新緑に囲まれた街並みに、夏は真っ青な空と湖と太陽の光を浴びた街の美しさに、秋は紅葉の彩りに、冬は雪帽子をかぶってぽっかり浮かぶ中世の街並みに、季節によって醸し出されるさまざまな美しさに思わず見とれてしまうことも多く、何年暮らしても飽きることがありません。
ストックホルムは日照時間の長い夏がいちばん人気が高く、観光客の最も多い季節です。しかし10月の紅葉の時期も夏に負けない美しさがあります。もし来年のストックホルムオープンにも錦織選手が参加されるようでしたら、ファンの皆様にもぜひ観戦及び観光ツアーを組んで遊びにいらしていただけたらと思います。会場が小さいので、選手の顔までよく見える距離で試合が楽しめます。
ソーデルリング、フルセットで優勝を逃す!
Monday, October 13th, 2008ストックホルムオープンの決勝戦は、先日錦織選手を叩きのめしたスウェーデン人のソーデルリングがフルセットの上惜しくも破れ、第1シードのナルバンディアンが優勝しました。第1セットはソーデルリング得意のサービスも決まらず、ナルバンディアンの一方的な試合展開でしたが、第2セットをソーデルリングが奪い返しました。しかし第3セットではサービスをブレークされ、最後はダブルフォルトでナルバンディアンの優勝が決まりました。
今まで錦織選手を中心にお伝えしてきましたが、スウェーデンではロビン・ソーデルリングが若手ホープとして注目されています。世界ランク30位台(10月13日現在で28位にアップ)なので国際的な注目はまだありませんが、ぜひお名前を覚えておいていただけるとうれしいです。今回最後に戦った相手として錦織選手の記憶にもしばらく残っていることでしょう。2人は初顔合わせでした。
錦織選手との最後のゲームでのロビン・ソーデルリング選手
Photo: Peter Bruselid
錦織選手の日本語記者会見をネットで配信中
Monday, October 13th, 2008ただいま準決勝の後の錦織選手の記者会見の模様をネットでご覧いただけます。
錦織選手の日本語による記者会見
錦織選手とソーデルリング選手の準決勝リプレイが下記からご覧いただけます。
準決勝リプレイ
錦織選手、お疲れ様でした。
Sunday, October 12th, 2008準決勝は200kmを超える高速サーブをバシバシ決めたロビン・ソーデルリングの圧勝となりました。錦織選手はひざの痛みも気になったようで、テーピングがますます大きくなっていました。ショットもあまり決まらず、2回戦でうまく決めていたドロップショットも決まらず、なかなか厳しい試合となりました。とはいえ、運があったにしてもベスト4まで来れたこと、ひざの痛みをおしてでも2試合に勝てたことは、彼にとっても自信につながりました。まずはアメリカに帰ってひざを治し、今年残りの2大会を頑張ってトップ50を目指したいとのことでした。本当にお疲れ様でした。早くひざを治して体調を整え、これからの活躍に期待しています。
明日の決勝戦は、同じく準決勝を楽勝した第1シードのナルバンディアンとソーデルリングとなります。ソーデルリングはトップ10入りできる力を充分に持っているので、どのような試合展開になるか楽しみです。
by スウェーデンスタイル・コム
※ストックホルムオープンでの錦織選手の画像(商業用)が入用の方はカメラマンPeter Bruselidのサイトからお問い合わせ下さい(日本語可)。またはinfo@swedenstyle.comまで
思うようにショットが打てない錦織選手 Photo: Peter Bruselid
ひざのテーピングが痛々しい Photo: Peter Bruselid
何回かはエア-Kショットを見せてくれました Photo: Peter Bruselid
記者会見では安堵したかのような表情を見せてくれました Photo: Peter Bruselid
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