![]() |
Vol.27 (2004/01/05) |
||||||
|
|||||||
今回はスウェーデンの人気陶芸作家リサ・ラーション(Lisa Larson)について紹介したいと思います。 前々からずっとほしかった彼女のアンティクのキツネをついにグスタヴスベリのアンティクショップで見つけ、そしてグスタヴスベリにある彼女の工房で気に入ったものをいくつか手に入れてきたので、併せて紹介します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ リサ・ラーションはスティグ・リンドベリと並んでグスタヴスベリのデザイナーとして世界的に有名です。リサの作品を見ると、デザイナーというより陶芸作家といった方がピッタリくるかもしれません。 動物や子供をモチーフにした作品が多く、手作りの温かみと愛情が感じられます。彼女の作品はどれも愛らしく、思わずその魅力に取り付かれてしまいます。 初めて出会ったその日から、トリコになってしまうのです。私が初めて出会った作品は小さな動物園シリーズのキツネでした。 その日から、わが家の愛犬にちょっと似たその愛らしいキツネの姿が脳裏に焼きついてしま いました。その時は残念ながら手に入れらませんでした。アンティクなので出会ったチャンスを逃してしまうと、もうなかなか見つからないのでした。 いつかまた出会える日が来ることを心待ちにしていると、ついにその日がやってきました。グスタヴスベリのアンティクショップでそのキツネと再会することができたのです。 今回はもう離れたくないと思い、まだもらっていなかったクリスマスプレゼントとして購入しました。 やっぱり何か理由があった方が買う楽しみも増えるのです。今では私の目の届く範囲にいつもいます。ちょっと疲れた時や心が晴れない時など、このキツネを見ると心がジワッと温かくなるのです。 リサの作品は人を和ませてくれる温かさがあります。そんな作品がひとつでも家の中にあると安心するのです。まるでお守りみたいな存在です。
小さな動物園シリーズ(制作期間1956年〜1978年) リサ・ラーションは1931年に南スウェーデンで生まれ、ヨーテボリのデザインスクールでハンドクラフトを学んびました。 1954年に当時グスタヴスベリのアートディレクターであったスティグ・リンドベリに採用され、1980年まで陶芸作家として勤務しました。 その後フリーランスとなりDUKAなど他のセラミック企業と関わりましたが、1992年に縮小されたグスタヴスベリにて独自の工房を開き、現在でもここで作品作りが続けられています。 工房内には彼女の製作中の作品がズラッと並んでいて、出来立てをその場で購入することもできます。街中のショップよりも安く、セカンドクラスの作品は特にお買い得です。 今今回はそのセカンドクラスで下記の2つの作品を入手しました。 |
ストックホルムにはスカンセンという野外博物館がありますが、そこにはトナカイやヘラジカなど北欧に生息する動物がいます。 そんな北欧独特の動物をモチーフにしたスカンセンシリーズは今でも製作されている人気シリーズで、スウェーデンのお土産としても最適です。 そして私が次回のクリスマスにぜひ手に入れたいと思っているのがアドヴェントのこどもたちです。 アドヴェントは4本のキャンドルに1本ずつ火を灯すイベントで、クリスマスの4週間前の日曜日に1本目のキャンドルに火を灯し、毎週1本ずつ灯していきます。 4本のキャンドルがアドヴェントキャンドルですが、今までこのキャンドルをずいぶんと探してきました。 なかなか気に入ったものがなく今まで手に入れずにきましたが、このアドヴェントのこどもたちに出会ったとたん、またリサ・ラーション魔術にかかってしまいました。 どうしても脳裏から離れないのです。ローストランド社から今でも販売されていますが、ぜひグスタヴスベリの彼女の工房で手に入れたいと思います。 お買い得のセカンドクラスでいいのが見つけられればいいのですが・・・・・。
|
||||||
|
|
||||||
クリスマス時期だったのでサンタクロース関係が多く販売されていましたが、その中でも気に入ったのが子供サンタのひざまずくニッセと、今でも大人気のアフリカシリーズの リトルライオンです。リトルライオンは1960年代から製作されているシリーズで3サイズあり、いちばん大きなライオンは37cmもあります。私が手に入れたのは手のひらサイズの5cmのもので す。なんとも愛らしい顔をしたライオンです。リサ・ラーションの動物シリーズは本当にいいです。動物好きな人はもう本当にトリコになってしまうでことでしょう。 | |||||||
|