アイ・ラブ・スウェディッシュデザイン

 

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Vol.39 (2004/11/20)
ヤシネスの展示会4X4

to Vol.40


 

10月から11月にかけて日本に帰国していましたが、その間にスウェーデンスタイル・イン・東京の中で開催された展示会「4X4」のお手伝いをしました。

ヤシネス社の人気デザイナー4名 (オーケ・アクセルソン、アンナ・ヴォン・シェーベン、ラルフ・リンドベリ、ヨハン・セルシング)による作品展示会は、新宿のリビングデザインセンターOZONEにて1週間ほど開催されました。

実際に作品を目の前にし、すわり心地も確かめることの出来る展示会はとても貴重です。多くの方に来場いただき、盛大な催し物だったと言えるでしょう。

参加デザイナーのひとりであるオーケ・アクセルソン氏が来日し、セミナーも行いました。私が巨匠デザイナーであるアクセルソン氏とお会いしたのはこの時が初めてでしたので、とても感激しました。いくつになっても好奇心をなくさないアクセルソン氏は、70歳を超えた今でも現役で活躍しています。彼の作品はとてもモダンで新しい感覚のものが多いのですが、家具は建築の一部と言う彼の椅子や机は、それだけが自己主張することはないようです。


今回展示された中で、私がいちばん気に入ったのは最新作のライト&イージーです。軽くてシンプルなデザインで、すわり心地も抜群です。それから、アクセルソン氏らしいオチャメな作品 のクレオパトラです。プロトタイプですが、セクシーな椅子というイメージで、白い肌に透明な服をまとっているような椅子です。


ライト&イージー


クレオパトラ

2003年に名誉あるブルーノ・マットソン賞を受賞したアンナ・ヴォン・シェーベンの作品は、面白みのある素材とそのスタイルが人気です。私のお気に入りはハグチェアとバススツールです。バススツールは小さなテーブルとしても使えそうで、リビングにひとつあると便利でしょう。


ハグ(左)とバス(右)


バードシリーズ

有名アーキテクトであるヨハン・セルシングは、アーキテクトらしいシンプルで機能的な作品を展示しました。全展示品の中でいちばん人気は、すわり心地が最高だったセルシング氏の「モッカ」でした。


モッカ

ヤシネス社の製品は、ホテルや博物館など、公共施設用の家具が中心です。オーケ・アクセルソンの椅子を扱っていた「ギャレリー・ストーレン」と合併したヤシネスは、より品質の高い製品を作り出しています。特に椅子は美しくてすわり心地のいいもの が豊富に揃っていますので、ぜひ注目していただきたいと思います。日本代理店もありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

ヤシネスのウェブサイト
www.garsnas.se