アイ・ラブ・スウェディッシュデザイン

 

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Vol.41 (2005/01/05)
デザインイヤー2005

to Vol.42



国立美術館の1900-2000年デザインの展示

新年増刊号

スウェーデンでは2005年をデザインイヤーに認定し、 "MER DESIGN(もっとデザイン)"を合言葉に、いろいろな プロジェクトが企画されています。

国をあげてのこのイベントは、デザインプロジェクトやキャンペーンに力を入れ、スウェーデンが世界のデザイン先進国となることを目指しています。よいデザインは経済効果も高めると考えているスウェーデンでは、すでに公共施設によいデザインを採用することにより、人々によい生活環境を与えてくれています。

デザインとは家具や携帯電話など形のあるものだけではなく、子供の遊び場、道路、職場環境、仕事のスケジュール、サービスなど、いろいろな場面にも当てはまります。よいデザインによって私たちの生活環境が躍進的に改善されることもあるのです。不満だったことが満足に変わったり、遠い存在と思われていたことがとても身近になったり、関係ないと思っていたことに興味を持ったり、ライフスタイルそのものをよくしてくれるのがデザインの根本的な考え方なのです。

パブリックスペースの改善ももちろん当てはまります。学校、病院、交通機関などももっともっと便利で使い勝手がよくなるべきなのです。

スウェーデン政府自ら、人々のデザインに対する知識や関心を高めることに力を入れ、そしてそれにより文化や芸術、経済の発展や環境保護の向上につなげていきたいと考えています。そしてデザインイヤーでは、様々なイベントやプロジェクトを通して私たちのライフスタイルにデザインがどのように浸透するべきかを示してくれるのです。

詳細は下記サイトをご覧下さい。
http://www.merdesign.se/


「Craft in dialogue 6」展示作品

お勧めのイベント

「Formbart」Liljevalchs, Stockholm
1月28日-3月20日
デザインとハンドクラフトの展示

「Craft in dialogue 6」Nationalmuseum, Stockholm
2月1日-来年1月29日
6人の国際的なデザイナーによる作品展示

「Please disturb!」Svensk Form, Stockholm
1月13日-6月3日
コストファック生によるユニークな展示

「Memory of H55」Dunkers kulturhus, Helsingborg
2月27日-11月27日
1955年にヘルシングボリで開催された博覧会「H55」の記念展示

「Claesson Koivisto Rune」Röhsska museet, Götegorg
3月12日-5月1日
ニューミニマリストとして名高い人気ユニットCKRの展示