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Vol.86(2006/12/05) |
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本日のデザインは、スウェーデン郵便局が発行しているクリスマス関連についてご紹介します。 ピクトグラムを主流にしたデザインで一気に人気上昇中のスウェーデン郵便局ですが、クリスマス時期にはそのグッドデザインぶりをますます発揮してくれます。やはりいちばんの楽しみはクリスマス切手です。今年はクリスマスの窓をテーマにした5種類の切手と冬景色の切手が販売されました。 国内用(2枚貼れば海外もOK)の切手はクリスマスの窓シリーズとアドヴェントキャンドルです。クリスマスの窓は4枚あわせて1つの窓になっていて、切手4枚分のスペースが白い窓枠を表しています。4枚一度に使うことはないので、4枚シートで取っておきたいシリーズです。アドヴェントキャンドルは、4本のキャンドルがモチーフです。こちらは1枚売りです。
海外に送れる10クローナ切手は、4人の人気スウェーデン人アーティストが描いた冬の景色が採用されました。左上はプリンスアーティストとして知られるPrins Eugens(1865-1947)が1931年に手がけた「雪の中の弓を引くヘラクレス」、右上はSven Ljungbergs(1913-)の「LelleKalle」、左下はPhillip von Schantz (1928-1998)の「冬景色」、右下はGustaf Fjaestad(1868-1948)の「氷の上の白霜」です。
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オリジナルのコレクターズアイテムは、なぜか郵便局で販売していません。切手の売っているスーパーなどでも扱っていません。せっかく素敵なものを販売しているのに、なかなか見つからないところがいかにもスウェーデンらしいのですが、あえて手に入りにくくしてその価値を上げようとしているのかもしれません。 コレクターズアイテムは郵便博物館のショップで販売していることもありますが、すぐに品切れになるようです。実際現地のコレクターたちは買いそびれのない通信販売を利用します。新作切手やコレクターズアイテム情報の載った冊子とともに申し込み用紙が送られてきて、発売と同時に購入することができますので、売り切れでがっかりすることもありません。
クリスマスが近づくと、各家庭には郵便局からクリスマスカードを送るスケジュールと送る人の名前を整理するためのリストが掲載された覚書と、クリスマスカードをまとめて入れる封筒が届きます。毎年そのデザインが楽しみですが、今年はピクトグラムをクリスマスにアレンジしたものでした。
ますますデザインの楽しみな郵便局。来年はどんなものが登場するかワクワクしています。
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