www.swedenstyle.com | ||||||||
|
||||||||
![]() |
Vol.56 (2005/09/05) |
|||||||
|
||||||||
本日のデザインは、最近とても気に入っているアルメダールスのリネンです。日本にもすでに卸業者がいますが、より販売網を広げたいと思っています。 4月に配信したメルマガ「お気に入りのキッチンリネン」でも紹介しています。とにかくその楽しげなイラストにすっかり魅せられてしまっています。アルメダールスは今回のインテリア 、テキスタイル見本市に出展していたので、担当の方とも実際にお話しをすることができました。 驚いたことは、多くのデザインがクラシックモデルだということです。つまりミッドセンチュリーにデザインされたものが多いのです。1846年創業というリネン織の老舗であるアルメダールスは、消えようとしていく伝統的な手工芸の技術を今の時代に伝えるとともに、昔デザインされたすばらしい作品を今日に残していくことを使命としています。 アルメダールスのリネンは、単にオシャレなデザインというだけではありません。誰がいつ頃デザインしたのか、 そしてそのスウェーデンらしいモチーフから、スウェーデン文化を含めた背景も知ってほしいそうです。そのため、リネンにはデザインについての説明が記されているのです。
マリアンネ・ニルソンによる1955年のデザイン。ニシンといえばスウェーデンの名物料理。焼いたり酢漬けにしたり、食べ方も様々です。 お揃いのナプキンリネンとキッチンリネンもあります。 *****************************
マリアンネ・ニルソンによる1955年のデザイン。ベリーとは森で採れる自然の実。 ここではオリーブの実がモチーフになっています。 ***************************** アルメダールスのリネンは、スウェーデンのDIYやお料理番組などで出演者がなにげなく使っていたり、スタジオ内のキッチンのテーブルクロスい使われていたのもきっかけに人気となりました。たまたまその番組を目にした日本人が問い合わせしてきたこともある そうです。 日本人ツーリストが買い占めたこともあるというほど、このデザインを見た人は皆とりこになってしまうようです。 暮らしを彩ってくれるデザインは、そこにあるだけで豊かな気持ちにしてくれます。使えば使うほど味がでるのも、リネンならではです。 それぞれのイラストにはストーリーがあります。そのイラストの背景まで理解してこのリネンを使ってもらえればいうことはありません、とアルメダールスの担当者は語ります。 ここで紹介している以外にもまだまだステキなリネンがあります。キッチンリネン、小ぶりのテーブルクロス、ナプキンリネンが揃う商品もあります。 アルメダールスのリネンはほとんどがリネン55%、コットン45%です。テーブルクロスはリネン100%のものもあります。 |
アストリッド・サンペによる1955年のデザイン。有名なセラミストによって作られたスパイスポットからインスピレーションを受けたサンペがテキスタイルのデザインに採用しました。手作り感のあるポットがそのままイラストに現れています。色違いもあります。 *****************************
|
|||||||
|
|
|||||||
キツネとブドウはシャスティン・ボログネルによる1972年のデザイン。本来のスウェーデン語商品名「Surt sa raven」の直訳は「キツネがすっぱいと言った」
で、皮肉っぽく使われる表現です。実はキツネがそう語ったのには訳があります。カラスに美味しいブドウがあると聞いたキツネが木に登ってブドウを食べようとしましたが、元々木に登ること
が不得手なキツネはブドウを採ることができません。それでキツネはブドウはすっぱくて不味いと自分に言い聞かせてあきらめたといいます。 ベーカリー、ベリストロムはマリアンネ・ニルソンによる1955年のデザイン。モチーフとなっているベーカリー特製のジンジャークッキーはスウェーデンを代表するお菓子です。特にクリスマス時期にはいろいろな形のクッキーが出回ります。 *****************************
|
||||||||
|
|
|||||||
クリスマスハウスはブリート・ブレドストロムによるデザイン。ルシアやユールポックなど、スウェーデンのクリスマスに欠かせないモチーフばかりがイラストになっています。 カロリータはマリアンネ・ニルソンによる1950年後半のデザイン。美味しそうな朝、昼、夕の食事メニューがモチーフになっています。 メルマガについてのお問い合わせは下記までどうぞ。
|
||||||||