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Vol.70 (2006/04/05) |
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ソーデルボー(ソーデルマルム在住)のデザインシリーズその1は、マリアトリエットにオフィスを構えるカタリーナ・ジアリミさんのスナップスグラスです。 スナップスグラスとは、40度あるスナップス(アクアビット)専用の小さなグラスのことです。 日本の冷酒にも似合いそうな小ぶりのグラスは、スウェーデンらしいお土産にも適しています。スウェーデンにはそれこそいろいろなタイプのスナップスグラスがあります。有名なブランドのオレフォシュやコスタボーダにもオリジナルの素敵なグラスが見つかりますが、デザイナーさんの思いが伝わるこのストックホルムのスナップスグラスには、ストックホルムを訪れる人たちに特別な感情を思い起こさせることでしょう このグラスとの出会いは、個性的なデザインを扱ったショップ、デザイントリエットでした。ストックホルムのさまざまな場所からインスパイヤされたこのグラスのデザインは、この街を知る人にとっては特別なものです。それぞれのデザインのモチーフとなった場所についての写真とコメントのある冊子を見ると、ストックホルムの街について望郷の念に駆られる思いをしてしまうほどです。
このグラスは2002年のストックホルム750周年記念にデザインされたものです。いかにもストックホルムらしい8つの場所からインスパイヤされたグラスはそれぞれ8種類あり、オリジナルデザインのボックスに4つずつ収められています。それぞれの場所からどのようにインスパイヤされたのかを感じ取るのも楽しみのひとつです。 スナップスグラスとペアで使えるドリンクグラスもあります。それぞれ同じ場所がモチーフになっていますが、微妙に異なるデザインがしゃれています。
また、ストックホルム地区指定の2つの花をモチーフにしたボトルグラスも揃います。
このグラスのデザイナーであるカタリーナ・ジアリミさんは昨年のスウェーデンスタイル東京に参加されました。新宿のリビングデザインセンターOZONEで開催されたAnnex展に展示されていたので、ご覧になった方もいらしゃるかもしれませんね。
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上がスナップスグラスで下がドリンクグラス。左から セルゲル広場、グローベン、ヒュートリエットの高層ビル、地下鉄のロゴからインスパイヤされたグラス。
左から市立図書館、スカンセン、カクネス塔、市庁舎からインスパイヤされたグラス。
カタリーナさんのオフィスはソーデルマルムのマリアトリエット近くにあります。近々日本に帰国する知人にどうしてもこのグラスを贈りたくて、グラスについてのお話しを伺いがてら、カタリーナさんのオフィスを訪ねてみました。
トレードマークの赤いドットが外からよく見え、すぐにカタリーナさんのオフィスと分かります。白を基調にした清潔感のあるオフィスは他のデザイナーさんとシェアされています。
カタリーナさんは以前は企業の専属デザイナーとして安定のある仕事をしていたようですが、自分がデザインしたものを使う人がどんな人なのか、どんな反応があるのかまで、デザイン自体を最後まで見守りたいという思いから独立したそうです。 カタリーナさんのデザインには、ストックホルムシリーズ以外にも、リブ海からインスパイヤされたカクテルグラスもあり、家具やテキスタイルなど幅広い活動をしています。詳しくは彼女のウェブサイトをご覧下さ い。詳しくは彼女のウェブサイトをご覧下さ い。 http://www.giarimi.se/
ストックホルムのスナップスグラスは北欧デザインオンラインからお求めいただけます。
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